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夫「同僚と行っただけ」→「この人も同僚?」証拠を突きつけた妻。だが、浮気相手の正体に言葉を失った

夫「同僚と行っただけ」→「この人も同僚?」証拠を突きつけた妻。だが、浮気相手の正体に言葉を失った
ポケットの中のレシート
結婚して五年。夫の帰りが遅い日が増えていた。理由を聞くと、決まって同じ答えが返ってくる。
「仕事が長引いただけだよ」
その夜も日付が変わってからの帰宅だった。翌朝、洗濯機に放り込まれたワイシャツのポケットから、小さく折れた紙が出てきた。仕事とは縁のなさそうな、駅前の高級レストランのレシートだった。
日付を見て、息が止まる。先週、夫が「仕事で遅くなる」と言っていた、まさにその日だった。テーブルの上に置きっぱなしのスマホが、ちょうど光って通知を映す。
「また会いたいな」
女性の名前で、そう届いていた。画面はロックされていて、それ以上は読めない。けれど、もう十分だった。
見せた一枚の画面
感情のままに問い詰めても、はぐらかされて終わる。そう思った私は、その日一日かけて気持ちを整えた。夜、帰宅した夫の前に、レシートを静かに置く。
「このレシート、仕事って言ってた日だけど。どういうこと?」
夫は一瞬だけ目を泳がせ、すぐに笑ってみせた。
「同僚と行っただけ」
私は黙って、保存しておいた通知の画面を夫の目の前に向けた。「また会いたいな」の一文を、指でなぞる。
「この人も同僚?」
夫の顔から、すっと笑みが消えた。口を開きかけて、言葉を飲み込む。視線が私からレシートへ、画面へと落ち着きなく動いた。
「……ちがう」
絞り出すような声だった。長い沈黙のあと、夫はようやく「付き合っている人がいる」と認めた。相手の名前を聞いて、今度は私が言葉を失った。何度か顔を合わせたことのある、子どもを通じてのママ友だったのだ。
並べた事実の前で
取り乱しそうになる自分を抑え、私はレシートも、撮っておいた通知も、遅い帰宅が続いた日付も、すべて時系列で紙に書き出した。
感情をぶつければ、また言い逃れの口実を与えるだけだ。だから、ただの事実だけを淡々と並べていく。
後日、相手の女性も交えて話す場を持った。
私が整えた記録を前に、二人とも目を伏せ、ぼそぼそと事実を認めるしかなかった。
「全部、本当のことです。すみませんでした」
頭を下げる二人を、私は静かに見ていた。すがるように何か言いかけた夫に、一言だけ返す。
「はっきりして、よかった」
離婚の話は、こちらが用意した条件で淡々と進んだ。あれだけ余裕の笑みで「同僚と行っただけ」と言い切っていた人が、最後は私の顔色をうかがってばかりだった。嘘で取り繕おうとした側と、事実だけを並べた側。立場は、もう入れ替わっていた。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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