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「お父さんと出かけたい」と言った子供。だが、私と出かけたくない理由に涙が出た

お父さんと出かけたいと言った子供だが私と出かけたくない理由に涙が出た

生活費は私のお給料、夫の収入は子供への散財に

夫は自営業を続けているが、ここ数年、仕事がうまくいっていない。

生活費は私のお給料で賄っている。

電気代も食費も子供の習い事の月謝も、すべて私の口座から出ていく。

婚前から少しずつ積み上げてきた貯金も、必要なたびに少しずつ崩している。仕事が終わったあと、子供の習い事の送迎をこなし、帰宅してから夕飯の支度をする。

こっそり続けている副業の作業を子供が寝てから片付けることも少なくない。

それでも子供に必要なものは揃えてあげたい。

そう思って、自分の服は何年も買っていなかった。

試着のために立ち寄ったセール会場で気に入ったものがあっても「また今度でいいか」と棚に戻してきた。

一方の夫は、子供と出かけるとき財布の紐がゆるくなる。ぬいぐるみ、ゲームカード、駄菓子の袋。帰ってくるたびに両手が荷物でいっぱいだ。

家計を入れていない状況でどこからその余裕が来るのか、疑問を口にできないまま過ごしてきた。子供が喜んでいるのを見れば余計に何も言えなくなる。そのサイクルがずっと続いていた。

「お父さんと出かけたい」と言った子供と、黙っていた夫

ある日、子供たちと話をしていると、ふとした流れで買い物の話になった。

「お父さんと出かけたい」

続けて、こう言われた。

「お母さんは自分のものしか買わないから」

言葉が出なかった。

自分のものを買ったのがいつだったか、もう思い出せない。

服もバッグも「来年でいいか」と先延ばしにし続けて、今に至る。それでも子供の目には、私が「自分のものしか買わない人」として映っていた。

胸がちりちりと痛んだ。子供を責める気にはなれなかった。子供は事実しか言っていない。

夫が出かけるたびに何かを買って帰るのと、私が必要なものを必要なときだけ揃えるのと、子供には同じ「出かける」なのに、結果が全然違う。

その差が積み重なって、あの一言になったのだろう。

その場に夫もいた。子供の言葉を聞いていた。

夫は何も言わなかった。

フォローするでもなく、説明するでもなく、ただ黙っていた。

私はしばらくの間、何を言えばいいかわからなかった。可愛い子供のために動いてきたことは確かなのに、それが正しく届いていないもどかしさと、夫がその沈黙を選んだことへの複雑な気持ちが、今もじわじわと胸の中に残り、気づいたら涙が出ていた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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