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「みんな知ってるし別にいいじゃない」社内で不倫を堂々と公言した同僚たち。数ヶ月後、待っていたのは降格と異動の辞令だった
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隠す気のない不倫関係
職場に、妻子持ちの男性社員と独身の女性社員が不倫関係にある、という話が広まり始めたのは数年前のことだった。
驚いたのは関係そのものよりも、当人たちの態度だった。
隠す素振りがまるでない。
自分たちから同僚に話しかけて関係を打ち明け、昼食に二人でよく出かけ、帰り際に連れ立って社屋を出ていく。
業務時間中も机をまたいで小声で笑い合い、まるでプライベートの延長のように職場を使っていた。
何日か経つとそれが当たり前の光景になり、周囲はもはや見て見ぬふりで回すほかなかった。
しばらくして、独身の女性社員が近くの同僚に言い放つのを耳にした。
「みんな知ってるし別にいいじゃない」
隠すつもりがないどころか、公言することを当然のように捉えているらしかった。
話の広がり方からすると、同じフロアを越えて別の部署にも伝わっていたようだ。
周囲の目はおおむね冷ややかだった。
2人とも仕事の成績が特別よいわけではない。
業務は中途半端なまま進み、チームに負担がかかる場面も少なくなかった。
それでも声を上げる人はいなかった。直接言える関係でもなく、巻き込まれたくないという気持ちが先に立つのは仕方のないことだった。
昼休みが終わっても2人がなかなか戻ってこないような日が続くと、近くの席の人たちはため息をつくように書類に目を落とした。
月次の目標数字もなかなか動かない。業務の穴をこっそり誰かが埋めているのが見てとれた。
それでも直接の上司は見て見ぬふりをしているようだった。
人事部が動いた朝
そんな状況が数ヶ月続いたある時期、上層部で何かが動いた気配がした。
普段とは違う会話が廊下で聞こえ、部署内でも人事部に話が伝わったらしいという声が静かに広がり始めた。
あれだけ本人たちが自分から吹聴していたわけだから、上に伝わっていない方がおかしかったともいえる。
結果が出たのはある朝のことだ。妻子持ちの男性社員は降格処分となり、独身の女性社員は希望していたエリアとはまったく異なる配属先への異動が告げられた。
発表があった瞬間、フロアの空気が一瞬だけ止まったように感じた。
職員たちは特に騒がなかった。
当人たちが自分から周囲に話して回っていたのだから、知らなかった人の方がむしろ少ない。
「遅かったくらいだ」という声も聞こえた。同情するより、ようやくだという気持ちが正直なところだったと思う。
誰もが静かに受け止め、辞令が下りた後の職場はいつもと変わらず淡々と動き出した。当人2人の席だけが、その日から急に静かになった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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