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「それは現実的じゃない」と私の案を一蹴した主任。だが、会議での主任の発言に思わずドン引きした

それは現実的じゃないと私の案を一蹴した主任だが会議での主任の発言に思わずドン引きした

設計会議で続いた違和感

製造部門の設計チームに配属されて二年が経った春のことだ。

チームには入社十年以上になる先輩の主任がいて、最初は頼りになる存在だと思っていた。

しかしいつ頃からか、自分の担当箇所の図面だけを細かく指摘するようになった。

他の若手の仕事にはほとんど口を出さず、こちらの作業だけを何度も引き留める。

最初は経験の差から来るものだと受け止めていたが、指摘の内容が設計の品質とあまり関係のない細部に集中していることに、徐々に気づいていった。

月例の設計会議では、もっとはっきりした形で出てきた。

改善案を提案すると、主任はその場で「それは現実的じゃない」と一蹴し、しばらく経ってから同じ方向性を自分の言葉で言い直す。

メモを取っている部長は気づいていない様子だったが、こちらにははっきりとわかった。

同じことが三度、四度と重なるうちに、準備する気力が少しずつすり減っていくのを感じた。

会議のたびに丁寧に資料を作ったが、発言するたびに主任の視線が鋭くなった。

プレゼン当日の朝に起きたこと

部長から直接指名を受けた製品改善の提案資料を、二ヶ月かけてまとめた。

数字の裏付けを積み上げ、改善後の工程コストも試算した。

自分としては、これまでで一番力を入れた仕事だった。

発表の二時間前、主任が声をかけてきた。

「少し確認させてくれ」

開いた画面を見ると、コアになる改善方針の章が丸ごと書き変えられていた。

数字の根拠は薄くなり、提案者の欄には主任の名前が入っていた。二ヶ月かけた試算の部分がまるごと削られているのを確認して、あ、と思った。

これは修正ではない。

その場では何も言わなかった。資料をそのまま閉じて、部長室のドアをノックした。

部長と話した十五分

会議の資料がどんな経緯でできあがったか、設計会議でのやり取りがどう積み重なってきたか、順番を追って話した。

感情的にならないよう、事実だけを並べた。部長は途中でメモを取りながら聞いていた。

「わかった。今日の発表はそのまま君がやれ」

プレゼン本番は、自分が最初から最後まで話した。主任は隣の席で一度も口を挟まなかった。

発表後、部長から評価のコメントが届いた。提案者の欄に自分の名前が入った形で、正式に記録された。

廊下で主任とすれ違ったとき、相手は視線を外してそのまま通り過ぎた。それが、この件に関する最後のやり取りになった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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