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「うちは昔からこうしているから」初正月で台所をほぼ一人任された私→翌年に放った宣言で変わった義実家

朝から晩まで台所、義親戚の「早く子どもを」が止まらない初正月
結婚して初めての正月、夫の実家へ帰省した。
玄関で挨拶を済ませ、コートを脱ぐ間もなく義母に台所へ呼ばれた。
「うちは昔からこうしているから」
義母が前掛けを差し出しながら、にこやかに言った。
朝食の片付け、昼の煮物の仕込み、夕方からはおせちの盛り直しと天ぷら。
気がつけば、私は朝7時から夜10時まで台所に立ちっぱなしだった。
(手伝ってくれてもいいじゃない)
夫は親戚たちと座敷で談笑し、義姉や義妹は子どもの世話を理由に台所に来ない。
義母は時々顔を出すものの、指示だけ置いて、また座敷へ戻っていく。
食事の席につけば、ようやく座れた安堵もつかの間。
「で、子どもはいつ?」
義叔母の声が飛んできた。
「夫婦二人なんてもったいない」「うちの孫はもう3人」と、誰かが話を振るたびに台所から運んだお皿を握る指に力が入った。
3日間の帰省を終え、車に乗り込んだ瞬間、肩から抜けた力で涙が出そうになった。
翌年、夫と決めた一言で変わった義実家の空気
あの正月から半年、私は何度も夫に本音を伝えた。
「来年も同じなら、私は帰れない」
夫は最初こそ「母さんに悪気はない」と渋ったが、私が一度泣いて訴えてからは真剣に向き合ってくれた。
2回目の年末、私たちは事前に役割分担を紙に書き出して帰省した。
夫が「今年は俺も台所に立つから」と義母に切り出し、続けて私が告げた。
「今回は少しだけ手伝いますね」
義母の手が、湯気の立つ鍋の前で一瞬止まった。
気まずい沈黙が数秒流れたあと、義母は「そう」とだけ言って、ふきんを置いた。
その日の昼から、夫が皿を洗い、義妹が煮物の味見をし、義姉が子どもを連れてお茶を運んできた。
「早く子どもを」と切り出しかけた義叔母も、夫が間に入って話題を変えてくれた。
3回目の正月では、義母から「今年は重箱詰めるだけ手伝ってくれる?」と最低限の依頼だけが来た。
「うちは昔からこうしているから」が、いつのまにか聞こえなくなっていた。
義実家との距離は、黙って耐えるより、一言宣言したほうがずっと近づくのだと知った正月だった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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