Share
「今年からお年玉のルールを変更しない?」と理不尽な提案をしてくる義姉。だが、夫の一言で状況が一変

突然の理不尽なルール変更
お正月といえば、親戚同士の集まり。久々に顔を合わせる和やかな場になるはずが、私は毎年この日が憂鬱で仕方ありません。
原因は、夫の親戚の集まりで恒例となっている「お年玉」です。
うちの子どもは、小学2年生の一人っ子。一方、義姉の家は、この春に中学生になった長男を筆頭に、高学年の子どもが2人いる3人兄弟です。
人数差がある時点である程度の出費は覚悟していましたが、今年の義姉の一言には、思わず耳を疑いました。
「一番上の子も中学生になったし、今年からお年玉のルールを変更しない?中学生は一律1万円、小学生は学年×千円にしましょうよ!」
満面の笑みでそう提案してくる義姉。一見すると公平なルールのようですが、頭の中で素早く計算をして、私は絶句しました。
うちの子がもらえるのは、小学2年生なのでたったの2千円。対してこちらが支払うのは、中学生に1万円、そして高学年の2人にも数千円ずつ。合計すると、2万円を優に超える出費になるのです。
(それって、そっちが得するだけのルールじゃん……!)
腹の中はモヤモヤでいっぱい。しかし、親戚の前で角を立てるわけにもいかず、私は引きつった笑顔を浮かべることしかできませんでした。
救世主となった夫の一言
「えっと、それはちょっと出費が……」
私が反論の糸口を探して口ごもっていると、隣で黙ってお茶を飲んでいた夫が、静かに湯呑みを置きました。
「姉ちゃん、そのルール、なかなか合理的でいいと思うよ」
夫のまさかの賛同に、私は信じられない思いで彼を睨みつけました。義姉は我が意を得たりと「でしょ?子どもたちも喜ぶわよ!」と得意げな顔をしています。
しかし、夫の言葉には続きがありました。
「ただ、それだと家計の負担に不公平が出るから、もう一つルールを追加しよう。『各家庭でお年玉として支払う総額と、受け取る総額は同額にする』。つまり、子ども同士で渡したあとの差額は、親同士できっちり清算するってことで、どう?」
その瞬間、義姉の顔からスッと笑顔が消えました。
夫の提案通りになれば、義姉は自分の子どもたちが多くもらった分、私側に2万円近い差額を自腹で支払わなければならなくなります。
「そ、それは……お年玉の趣旨と違うんじゃない?」
「いやいや、姉ちゃんが言い出した『学年別の明確なルール化』を突き詰めたら、親同士の公平性も保たないとおかしいだろ?」
ド正論で詰め寄る夫に、義姉は完全に言葉を失いました。
結局、気まずい沈黙のあと、お年玉は今まで通りの「お互い無理のない定額」で落ち着くことに。
帰り道、「ナイスアシスト!」と夫の肩を叩くと、彼は「あんな見え透いた手、乗るわけないだろ」と鼻で笑っていました。理不尽な要求を鮮やかに跳ね除け、心からスカッとした最高のお正月になりました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
ほかの小説も読む
登場人物から探す
テーマ・シチュエーションから探す
結末から探す
最も人気の短編小説
もっと見る >スカッとする短編小説
もっと見る >モヤモヤ短編小説
もっと見る >ゾッとする短編小説
もっと見る >LINEの短編小説
もっと見る >実体験をもとにした短編小説
もっと見る >
恋愛トラブル
もっと見る >ハラスメント
もっと見る >金銭トラブル
もっと見る >
浮気・不倫
もっと見る >迷惑
もっと見る >仕事のトラブル
もっと見る >非常識
もっと見る >LINE誤爆
もっと見る >思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」
その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事

