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「うちの子も、家まで送ってもらってもいいですか」何度も送りを頼むママ友。だが、子供が鍵を忘れた結果

「うちの子も、家まで送ってもらってもいいですか」何度も送りを頼むママ友。だが、子供が鍵を忘れた結果

送るのが当たり前になっていた

息子が通うサッカーチームで、同じ学年の子の保護者から帰りの送迎を頼まれるようになったのは、昨年の途中からでした。

練習が終わるころになると、決まって同じようなお願いが来ます。

「うちの子も、家まで送ってもらってもいいですか」

仕事で間に合わない日もあるのだろうと思い、最初のうちは気にせず引き受けていました。

ただ、そのうち本人から「今日は美容院に寄っていて」「友人とランチをしていて」と聞くこともありました。

練習には顔を出さず、帰りの送迎だけを私に頼むことが続き、少しずつ負担に感じるようになりました。

それでも、困るのは子どもです。息子と同じチームの子でもあり、断りづらいまま何度も家まで送っていました。

ある日の練習後も、いつものようにその子を車に乗せました。

家に着き、玄関前で降ろしたところで、その子が困ったような顔をしました。

「今日、鍵持ってきてないや」

呼び鈴を押しても返事はありません。家には誰もいないようでした。

さすがにそのまま置いて帰るわけにはいきません。息子も車から降ろし、その子と一緒に玄関前で待つことにしました。

その子が家族に連絡すると、しばらくして祖母が来てくれることになりました。

玄関前の段差に腰を下ろした子どもたちと話しながら待っているうちに、辺りは少しずつ暗くなっていきました。

やがて、その子の祖母が急いだ様子でやってきました。

「すいません!待っていてくれたのね。ありがとう」

祖母に責任があるわけではありません。それでも帰りの車に乗り込んだとき、私はすぐには気持ちを切り替えられませんでした。

送るだけのつもりだったのに、家に入れる人が来るまで待つところまで自分の役目になっている。そのことに、初めてはっきりと負担を感じたのです。

名前は出さずに、コーチへ

同じことがこれからも続くのは困ると思いました。

直接その保護者に伝えることも考えましたが、子ども同士はこれからも同じチームで活動します。

できれば個人同士の揉め事にはしたくありませんでした。

そこで次の練習後、私はコーチを呼び止めました。

「玄関の前で、鍵がないまま子どもと待っていました」

誰の家庭かは言わず、他の家庭に送迎を任せるなら、帰宅後に子どもを受け取れる人がいることまで確認してほしい、と伝えました。

コーチは話を聞いたあと、少し考えてから言いました。

「それは、チーム全体でルールを決めておいたほうがよさそうですね」

数日後、保護者全員に連絡が届きました。

送迎は原則として各家庭で責任を持つこと。やむを得ず別の家庭へ頼む場合は、事前に連絡し、帰宅時に誰が子どもを受け取るのかまで確認すること。

特定の家庭を名指しする内容ではありませんでした。

次の練習でも、その保護者からこの件について何か言われることはありませんでした。

ただ、週末の前に届いたメッセージは、それまでとは少し違っていました。

「祖母が家にいるので、帰りだけお願いできますか」

受け取る人がいることまで、きちんと書かれていました。

その後も、都合が合う日は送ることがあります。ただ、以前のように私が玄関前で家族の帰りを待つことはなくなりました。

善意で引き受けたことでも、それがいつの間にか当然になれば、負担は少しずつ大きくなります。個人を責めるのではなく、チーム全体の決まりとして整理してもらえたことで、私も無理なく付き合えるようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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