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「ねえ、カレー、もう食べちゃったの?!」作り置きしていた1週間分のカレーを3日で完食した夫→妻が食卓に置いた3枚のレシートとは

「ねえ、カレー、もう食べちゃったの?!」作り置きしていた1週間分のカレーを3日で完食した夫→妻が食卓に置いた3枚のレシートとは

3日で消えた作り置き

共働きを続けてきた我が家では、週末にまとめて料理を作り置きするのが長年の習慣だった。

平日はパートから戻るのが遅く、へとへとで一から台所に立つ気力もない。だから休みのうちに大鍋で仕込んでおけば、あとは温めるだけで食卓が回る。

ある日曜の午後も、私は大鍋いっぱいにカレーを煮込んだ。これで平日の夕飯を、1週間分はしのげるはずだった。

ところが火曜の夜、鍋の蓋を開けて手が止まった。

底が見えている。おかしいと思って冷蔵庫を確かめても、明日のためにと取り分けておいた分まで、きれいに消えていた。

洗いもせずシンクに置かれた鍋には、カレーの筋がこびりついているだけだった。

「ねえ、カレー、もう食べちゃったの?!」

ソファでくつろぐ夫に聞くと、悪びれもせずに返ってきた。

「うまかったからさ。昼も夜も、あれで済ませたんだ」

1週間分のつもりで作ったカレーが、たった3日で底をついていた。

食卓に並べた3枚

私は黙って財布を開け、この数日ぶんのレシートを3枚、食卓に並べた。カレーの材料をそろえた日、米を買い足した日、追加で肉を買った日。

どれも特売を狙って、重い袋を提げて帰ってきたものだ。合計すれば、ちょっとした外食が何度もできる金額になった。その一枚一枚が、平日の食卓を支えるはずのお金だった。

「これ、1週間分の食費。3日で全部あなたのお腹に入ったってこと」

夫の顔から、へらへらした笑みが引いた。

「え、いや、そんなつもりじゃ…」

言いかけて、口ごもる。レシートの合計と、空になった鍋を見比べて、あとの言葉が続かないようだった。

ちょうど帰省していた娘が、その様子を見てキッチンからひょいと顔を出した。

「お父さん、それはさすがにないわ。一人分ずつ取り分けとかないと、お母さんばっかり大変でしょ」

味方が一人増えて、夫はますます小さくなった。

「……悪かった。今度から、ちゃんと先に聞く」

それから夫は、作り置きに手をつける前に、必ず一声かけるようになった。これは何日分なのかを確かめてから、自分の皿によそう。空の鍋を前に胸を張っていた人が、今ではいちばん遠慮がちに冷蔵庫を開ける。

「はっきり見せて、正解だったね」

娘はそう言って、私の肩を軽く叩いた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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