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「あなたも騙されてるかもしれません」彼の二股相手に送ったメッセージ。翌週末、彼を呼び出した理由とは

写真フォルダで止まった指
付き合って1年半の彼の家の洗面所から戻る途中で机のスマホが光った。
覗き見るつもりはなかった。
ただロック画面に届いた通知の名前が、私の知らない女性のものだった。
翌朝、彼が風呂に入っている隙にメッセージアプリを開いた。
愛を伝えるような言葉が、私とは別の名前にもびっしり並んでいた。
「来週どこ行く?」「今度泊まりにおいで」「次の連休、空いてる?」
日付は私と同棲を決めた週と完全に重なっていた。
怒りより先に、変な冷静さが来た。
指が震えるどころか、画面を撮影する手だけが妙にしっかり動いた。
1か月分のスクショを淡々と撮り終えてから、私は何事もなかった顔で「行ってらっしゃい」と言って彼を見送った。
本命に送った一通のメッセージ
家に戻った私は、もう一人の女性のSNSを特定した。
投稿は彼との外食ばかり。
私が職場で残業していた日の、同じ店、同じ席だった。
たぶん向こうは私の存在を知らない。私もそうだったように。
その夜、私はDMを送った。
「あなたも騙されてるかもしれません」
嫌がられるのは覚悟していた。
でも返ってきたのは絵文字つきの返信だった。
彼女もちょうど、出張という名目で消える週末を不審に思っていた最中だったらしい。
お互いの写真と日付を突き合わせると、彼が私たち2人に同じ言葉と同じ約束を半年間使い回していたことが、淡々と組み上がっていった。
記念日も、デートで使った店も、口説き文句までもが、判で押したように一致した。
「結婚の話、私にも出されてました」
そう打ち込まれた瞬間、向こう側で泣いているのが文字越しに分かった。
私は深呼吸を1つしてから、ある提案を返した。彼女もすぐに同意してくれた。
自滅していった男の末路
翌週末、私たち2人は申し合わせた時間にそれぞれ彼を呼び出した。
先に来た彼が顔色を変えたのは、店の入口にもう1人の女性が立っていたからだ。
並んだ写真とメッセージのスクショを、私たちは黙ってテーブルに置いた。
言い訳は最初の3分でつきた。次の5分でしどろもどろになり、最後は自分から私たちの過去の言葉まで否定し始めた。
嘘の上に嘘を重ねた結果、誰も信じていない発言が積み上がっていく。
私たちは目を合わせて、軽く頷いた。
彼は最後まで、自分が何を失っているか分かっていない顔のままだった。
店を出たあとの夜風は、思っていたよりずっと軽かった。
彼女と連絡先を交換し、お互いの無事を祈ってその場で別れた。残ったのは怒りでも未練でもなく、ただ静かな解放感だった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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