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「リモートワークも慣れたな」自宅で仕事をしていたら寝落ちしてしまった男。翌朝、目が覚めた男が恐怖したワケ
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気づいたら翌朝だった
(リモートワークも慣れたな)
リモートワークに切り替わってから数ヶ月が経ち、仕事のリズムはある程度できていた。
自宅で働くのは便利な半面、オンとオフの切り替えが難しく、退勤後もなんとなくソファに座ったままパソコンを開いていることが多かった。
画面を閉じても部屋はそのままで、頭だけが職場モードを引きずっていた。
その日も夜7時ごろ、仕事を終えてソファに座り、何気なくテレビをつけた。
少し横になるつもりだった。そのまま目を閉じたのは覚えているが、眠るつもりではまったくなかった。
次に意識が戻ったとき、部屋の中が明るかった。
時計を見ると、朝の7時ちょうどだった。
頭が一瞬フリーズした。夜7時に寝落ちして、朝7時まで一度も目が覚めなかった。
12時間、ソファの上で眠り続けていたことになる。
最初に思ったのは「寝坊したかもしれない」という焦りだった。
日付が変わって時計の数字だけを見た瞬間、朝の7時という事実より先に「何か遅れた」という感覚が来た。自分でもおかしいとは思いながら、数秒間は本気でそう感じていた。
落ち着いて状況を整理して、ようやく安堵が来た。今日の朝会議は8時から。
今はまだ7時。余裕で間に合う。
もし1時間遅かったら
ひとまず洗顔を済ませてパソコンを開きながら、ふと考えた。
もし朝の8時に目が覚めていたら、どうなっていたか。
8時ちょうどに始まる会議に、間に合うはずがない。
しかも週一の全体会議で、クライアントも参加する重要な回だった。連絡一つ入れられないまま欠席することになっていた。
起き上がってすぐに謝罪のメッセージを送る状況を想像したら、じわりと嫌な汗が出てきた。自分の体が、偶然にも「いつも起きる時間」にぴたりと目覚めてくれたことで、最悪の事態は避けられた。でも、それは完全に運だった。
アラームをセットしていなかった。前日に翌朝の会議を確認もしていなかった。ソファで寝落ちするリスクなど、頭の片隅にもなかった。ただ体内時計が正確だっただけで、自分は何一つ備えていなかった。
それに気づいたとき、背筋がすっと冷えた。
それ以来、夜は必ずアラームをセットしてから横になるようにしている。ソファで一息つくときも同様だ。何も変わっていないように見える朝でも、前日の夜に何が起きていたかは分からない。あの朝の7時を思い出すたびに、そのことを改めて噛みしめる。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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