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「割り込みとか非常識な事しないで、ちゃんと並んでください!」整理券の列に押し入った客。だが、ギャル店員の一喝で状況が一変

整理券を待つ長い列
週末の昼過ぎ、近所の回転寿司チェーンに向かった。
入口には整理券の発行機があって、すでに10人ほどの列ができていた。
休日はいつもこうだとわかっているから、順番に並んで待つつもりだった。
前に並んでいた家族連れや年配の夫婦も、黙々と順番を守っていた。
スマホを見ながら少しずつ前に進んでいたとき、後ろがざわついた。
振り返ると、50代くらいの女性たちが3人、列の横からするりと割り込んできた。
声高に話しながら笑っていて、割り込んだという意識がなさそうな顔つきだった。
並んでいた全員が一瞬止まったが、誰も声を上げなかった。
胸の中でモヤモヤが膨らんだ。ここまで並んで待ってきたのに。
でも自分から何かを言える雰囲気でもなかった。知らない人に注意して揉めるのが嫌なのか、面倒なのか、自分でもよくわからなかった。
列の後ろに並んでいた男性も、前にいた女の子連れの母親も、誰も何も言わなかった。その沈黙が、少し重かった。
店員が動いた
そのとき、入口付近から若い女性の店員が近づいてきた。
ギャル系のスタッフで、それまでニコニコと愛嬌よく接客していた人だった。
彼女は割り込んだ一団のそばに立ち、はっきりとした声で言った。
「割り込みとか非常識な事しないで、ちゃんと並んでください!」
店内が、一瞬静まり返った。
50代の女性たちは目を泳がせた。
「えっ」「あ、知り合いに声をかけようとしただけで…」と口々に言ったが、店員は動じなかった。
すっと手で列の後ろを示して、それ以上は何も言わなかった。一団はしぶしぶ最後尾へ戻っていった。
整理券を受け取って振り返ったとき、3人は普通の顔で列に並んでいた。
何事もなかったように話しながら。
胸がすっと軽くなった
列に戻った後、前後の見知らぬ客と目が合った。
誰も声には出さなかったけれど、何となく空気が緩んだ気がした。
誰かが言うべきことを言ってくれた。それだけのことなのに、並んでいた列全体に漂っていた重さが取れたように感じた。
外見も年齢も関係なく、やることはやる。
そういう人がいる職場は強い、と思った。
あの店員の迷わなかった声と、何も言えなかった自分のこととが、家に帰ってもしばらく頭に残った。
勇気とか正義感とか、大げさな言葉じゃなくて、ただ当たり前のことを当たり前に言える人が、ああいう場面では一番強い。次は自分が動ける人になりたい、と少し思った。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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