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「奥さんと離婚する気配がないの」社内不倫の愚痴を言う厄介な先輩。だが、不倫相手の奥さんがオフィスに乗り込んで来た結果

帰宅を阻む先輩の身勝手な不倫相談
「ちょっと聞いてよ。彼ったら、ちっとも奥さんと離婚する気配がないの」
仕事終わりに足早で駅へ向かおうとした私の背中に、ねっとりとした声が絡みついてきました。またしても、私の帰宅ルートで待ち構えていた先輩に捕獲されてしまったのです。
彼女は同じ職場に勤める既婚者でありながら、社内の別の既婚男性とW不倫の真っ最中。
「どうすればいいと思う?奥さんの家事が手抜きだって文句ばかり言うくせに、具体的な離婚の話題になるとすぐ逃げるのよ。私への愛はその程度だったってこと?」
悲恋の主人公にでもなったつもりなのか、瞳を潤ませる先輩。しかし、私からすれば「知ったことではない」としか言いようがありません。
そもそもお互い既婚者の不倫という非常識な状況なのに、なぜ無関係な後輩の私を捕まえて、マウントたっぷりの愚痴をこぼすのでしょうか。本当に神経を疑います。
「へえ、それはお辛いですね。あ、そろそろ時間が……」
「ねえ、行かないで!この話、あなたにしか相談できないんだから!」
私は感情を完全にシャットアウトし、ただ頷くだけのロボットとしてやり過ごすしかありませんでした。
私が早く帰宅したいことなど完全に無視して、延々と語られる身勝手な不倫劇。毎日のように強制参加させられるこの無駄な時間は、私にとって苦痛以外の何物でもありませんでした。
オフィスを凍りつかせた奥さんの襲来と呆気ない幕切れ
そんな重苦しい日々が続いていたある日。事態は前触れもなく急変します。
「ちょっとあんた!私の夫と裏でコソコソ何やってるのよ!」
午後の静寂に包まれたオフィスを切り裂くような、女性の激しい怒声。なんと、不倫相手の男性の奥さんが、怒りも露わに職場へ突撃してきたのです。
フロアに響いていたタイピング音は一瞬にして消え去り、その場にいる全員が息を呑む異様な緊張感が走りました。
逃げ道を塞がれ、血の気を失って立ち尽くす先輩と男。
「慰謝料はきっちり払ってもらうから!逃げられると思わないでよ!」
奥さんの容赦ない言葉の連打に、二人は反論すらできずただ震え上がっています。同僚たちが遠くから無言で見つめる中、まるでテレビドラマのような修羅場が現実のオフィスで展開されていました。
その後、騒動は瞬く間に会社の上層部の耳に入ることとなります。
結果として、不倫男は誰も望まないような地方の僻地へと左遷されました。当然のように、二人の関係はそこで呆気なく終わりを迎えたのです。
「あんなに私のことが一番だって言ってたのに……あんまりだわ」と涙を流す先輩を見ても、私の心には一ミリの同情も湧き上がりません。すべては彼女自身が招いた結果なのですから。
会社中を巻き込む大騒動にはなりましたが、私にとってはまさに最高にスカッとする結末。
あの煩わしく苦痛だった不倫の愚痴から解放された今、私の日常は嘘のように穏やかで、晴れやかな気持ちで満たされています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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