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「GW、実家に帰るからお前も来い」亭主関白な夫からのメッセージ。私が帰った本当の行き先

夫からのメッセージ
「GW、実家に帰るからお前も来い」
連休が近づいたある日、夫からそんな短いメッセージが届きました。
私の夫は、いわゆる「亭主関白」を地で行くような人です。
普段から家事は一切手伝わず、私のことをまるで自分の身の回りのお世話係か何かのように扱っています。
夫の言う「実家」とは、もちろん夫の親が住む家のことです。
そこへ行くということは、私にとってまったく休まらない、過酷な連休の始まりを意味します。
義理の両親や親戚たちがテレビを見てくつろぐ中、私は朝から晩までエプロン姿で台所に立ち、ごちそうの準備や後片付け、さらにはお酒のお酌まで延々と追われるのです。
「今年もまた、あのしんどい連休が来るのか……」
ため息をつきながら渋々荷造りを始めましたが、ふと心の中で何かがプツンと切れる音がしました。
「どうして私だけが、自分の休日を犠牲にしてまで我慢しなければならないの?」
迎えた連休初日。夫は「俺は先に行ってるから、後から電車で来いよ」とだけ言い残し、さっさと一人で車に乗って出かけてしまいました。
私は大きなカバンを持ち、最寄り駅へと向かいました。そして、迷うことなく夫の実家へ向かう路線とはまったく違う、別の電車に乗り込んだのです。
ガタンゴトンと心地よく揺れる車内。車窓から流れる青空と新緑の景色を見つめていると、私は久しぶりに胸がスッと軽くなるのを感じました。
私が帰ったのは
数時間後、私がたどり着いたのは、夫の待つ実家ではなく、私の実家でした。
「あら、一人なの?よく来たわね」
突然の帰省に母は驚きつつも、父と一緒に温かく迎え入れてくれました。
その夜、夫からは案の定、怒りの着信が何度も鳴りました。
「お前、今どこにいるんだ!なんでまだ着かないんだ!」というメッセージも届きましたが、私は画面を伏せてスマートフォンの電源をそっと切りました。
実家の居間で手足を伸ばし、父と母と美味しいお茶を飲みながら談笑する時間は、言葉にできないほど穏やかで幸せでした。
これからは、もう自分の心をすり減らすような一方的な我慢はしない。そう心に誓った、私の人生で一番胸がすくような、忘れられないゴールデンウィークの出来事です。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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