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「卵が入っていない、作り直してください」すぐに卵を追加した店員に納得しなかった客。だが、店長が毅然とした態度で対応した結果

「卵が入っていない、作り直してください」すぐに卵を追加した店員に納得しなかった客。だが、店長が毅然とした態度で対応した結果
昼どきの店内で、隣から聞こえた声
お昼どきに入ったラーメン店は、カウンターで先に注文と支払いを済ませてから席に着くスタイルだった。
私は端の席に座り、運ばれてきたラーメンを食べ始めた。
仕事の合間で、ようやくひと息つける時間だった。
しばらくして近くに座った女性は、どこか落ち着かない様子だった。
鞄を膝に置いたまま、何度も腕時計を見ている。
やがて女性の前にもラーメンが運ばれたが、見た途端、女性は店員を呼び止めた。
「卵が入っていない、作り直してください」
どうやら注文していた味付け卵が入っていなかったらしい。店員はすぐに謝り、丼をいったん下げた。
そして味付け卵をのせて、再び女性の前へ運んできた。
ところが、女性は納得しなかった。
「これ、さっきのラーメンに卵をのせただけですよね。作り直してって言ったんですけど」
店員は困ったような表情で、もう一度頭を下げた。
最初に卵を入れ忘れたのは店側のミスだ。
ただ、すぐに不足していたものを追加したのだから、それで済む話ではないか。私はそう思ったが、もちろん口には出せなかった。
「時間がない」と言いながら続くやり取り
女性は腕時計を見ながら、さらに店員へ言った。
「私、時間がないんです。早くしてください」
急いでいるからこそ、注文したものがそろっていなかったことに腹が立ったのかもしれない。
ただ、作り直しを求めるやり取りが続けば、そのぶん時間もかかってしまう。
店員もどう対応すればいいのか迷っているようだった。
すると厨房の奥から、店長らしい人が出てきた。
「卵を入れ忘れてしまったことは、こちらのミスです。申し訳ありません」
店長はまずそう謝った。それから、女性の前に置かれた丼を見ながら続けた。
「ただ、すぐに卵を追加してお持ちしています。お急ぎとのことでしたので、こちらでよろしければ、このまま召し上がっていただけます」
強く言い返すわけでもなく、必要以上に謝り続けるわけでもなかった。
女性はしばらく黙っていたが、やがて時計を確認すると、小さく息を吐いて箸を取った。
店長もそれ以上は何も言わず、厨房へ戻っていった。
店内に、いつもの音が戻った
それまで静かになっていたカウンターにも、少しずつ麺をすする音が戻ってきた。
店側にミスがなかったわけではない。女性が不満に思ったこと自体も理解できる。
それでも、急いでいるときほど、思いどおりにならないことに腹が立ってしまうのかもしれない。
私は少しやわらかくなった麺をすすりながら、目の前の一杯を最後まで食べきった。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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