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「神経質なんじゃないですか」騒音を注意したら逆ギレした上の階の住人。半年分の記録が動かした結末

深夜10時に始まった足音
マンションに引っ越して半年ほど経った頃、上の階に新しい住人が入ってきた。最初は生活音くらい、気にも留めていなかった。
ところが毎晩10時を過ぎると、子どもが部屋中を走り回るような大きな足音が頭の上で響き始めた。家具を引きずるような重い音まで、深夜まで途切れずに続くようになった。
「小さい子がいるなら仕方ない」
そう思って何か月も我慢を重ねた。
けれど改善する気配はまるでなく、細切れの眠りが続いて、朝には体が鉛のように重くなっていった。
たまらず管理会社へ相談すると、担当者はこう答えてくれた。
「まずは全戸に注意のチラシを配ります」
ところが静かになったのは、はじめの数日だけ。じきに元通りの足音が、天井の向こうから戻ってきた。思い切って、私は上の階へ直接お願いに行くことにした。
「夜10時の足音、静かにしてほしいです」
できるだけ穏やかに切り出したつもりだった。けれどドアを開けた女性は、不機嫌そうな顔で私を見下ろした。
「子どもだから当然」
「神経質なんじゃないですか」
謝るどころか、まるでこちらが悪いような空気になった。玄関のドアは、そのまま冷たく閉じられてしまった。
半年分の記録が動かした結末
泣き寝入りだけはしたくなかった。感情的に言い返しても、あの態度では通じない。それなら、誰の目にも明らかな形で示すしかなかった。
その日から私は、足音が響いた日付と時間を、一件ずつノートに書き留めていった。スマホで録音できる範囲の音も、証拠としてこまめに残した。
気づけば半年近く、びっしりと記録が積み上がっていた。それを手に、もう一度管理会社の窓口へ向かった。担当者はノートと録音のデータを一つずつ確かめると、表情を引き締めた。
「これだけ記録があれば、こちらから動けます」
管理会社は該当の世帯へ、個別に注意をしてくれた。
夜間の生活音への配慮まで、具体的にお願いしてくれたそうだ。
その夜から、あれほど続いていた足音は、嘘のようにほとんど聞こえなくなった。ようやく、以前のように安心して眠れる夜が戻ってきた。
数日後、エレベーターで上の階の女性と乗り合わせた。私の顔を見た瞬間、彼女の動きが止まった。あの日の勢いはどこにもなく、気まずそうに目を伏せる。そして小さく会釈すると、逃げるように先の階で降りていった。
同じ棟の顔なじみからも、「実はうちも気になっていた」とそっと打ち明けられた。我慢するしかないと思い込んでいた夜が、ようやく静かに終わった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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