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義母「借金は、兄弟で折半が当然だと思うの」と自分勝手な主張→夫が明かした事実で黙り込んだワケ

当然のように切り出された折半の話
結婚して数年、私たち夫婦に子どもが生まれて間もない頃のことです。
義実家に呼ばれて行くと、ふだんは穏やかな義父母がそろって、妙にあらたまった顔で座っていました。
「義兄弟の借金は、兄弟で折半が当然だと思うの」
義母がそう切り出したとき、私は一瞬、言葉の意味が分かりませんでした。
夫の兄が作った借金を、なぜか私たちが半分背負う前提で話が進んでいたのです。
「あの子も大変なんだから。家族なんだし、当たり前のことよね」
金額は百万円を超えると聞きました。義父も横で何度もうなずいています。夫は黙ったまま、テーブルの一点を見つめていました。
(これ、断れない空気にされてる)
その場の流れに飲み込まれかけたとき、夫が静かにバッグから一冊の通帳と、数枚の紙の束を取り出しました。
夫が広げた一冊の通帳
夫が机の上に並べたのは、子どもが生まれたときに親戚一同からいただいた出産祝いの、入金と出金の記録でした。
私の知らないうちに、夫が一つひとつ確認していたようです。
「その前に、確認したいことがあるんだ」
夫はページをめくり、ある日付を指でなぞりました。出産祝いとして集まったはずのお金の一部が、私たちの口座に渡る前に抜かれ、使い切られていたのです。
「この出産祝い勝手に使ったよね?これ何に使ったの」
夫の声は淡々としていました。義母の顔から、さっきまでの勢いがすっと引いていきます。
「それは……立て替えがあったから」
「立て替えって、何の。日付も金額も、ここに全部残ってるよ」
義父が口を開きかけて、そのまま閉じました。義母は手元のお茶に視線を落とし、言葉を探すように口をもごもごと動かしています。
毅然と引いた一本の線
夫は通帳を閉じて、まっすぐ義父母を見ました。
「借金の折半には応じない。それと出産祝いの件、ちゃんと説明してほしい」
義実家のリビングが、しんと静まり返りました。義母はうつむいたまま、義父はそっぽを向いて天井を見ています。
あれだけ「当然」と繰り返していた人たちが、誰も反論しません。
「困ってるなら、相談には乗る。でも肩代わりとは話が別だ」
その日、折半の話は二度と出ませんでした。出産祝いの件は、後日いくらか戻ってきました。
帰り際、玄関まで見送りに出た義母は、私と目を合わせず小さく頭を下げただけでした。
あの場で記録を一つずつ準備していた夫の落ち着きが、今でも頼もしく思い出されます。はっきり線を引けて、本当によかったです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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