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「意見ばかり、生意気なんだよ」社内の不倫相手をひいきする課長。だが、私の立場が変わると状況が一変

8年我慢した社内の腐敗
営業部で8年、私はずっと耐えてきた。
直属の課長は、若い女性社員の肩を当たり前のように抱き、不倫相手の主任を露骨にひいきする男だった。
新人の歓迎会の二次会では、女子社員の隣に当然のように座り込み、手を握って酌をさせる。
誰も止められないまま、それが「うちの部の文化」になっていた。
会議室で私のことをこう吐き捨てたのも知っている。
「意見ばかり、生意気なんだよ」
反論した私は、その日から数字の悪い案件ばかりを押しつけられた。
総務に相談しても揉み消され、不倫相手の主任は「私たちの邪魔するなら覚悟しろ」と平然と笑った。
証拠は手元のメモと録音に少しずつ溜めていたけれど、出すタイミングがなかっただけだ。
プロジェクトリーダー指名で立場が逆転
転機は人事異動の朝に来た。
社外で同種のスキャンダルが続発したことを受け、本社からコンプライアンス強化プロジェクトの発足が降ってきたのだ。
役員会から指名されたリーダーは、現場の事情に最も詳しいとされた、なぜか私だった。
「現場の被害実態を一番把握しているのは君だろう」
担当役員からそう言われた瞬間、長年押し込めてきたものが静かに動き出した。
私はその場で、キックオフ会議の登壇者を指名する権限を確認した。
役員は黙って頷いた。
8年分の録音と議事録のコピーは、すでにクラウドに整理してある。
私は退社後、徹夜で登壇者リストと質疑応答シートを組み立てた。
全社プレゼンの壇上で青ざめた顔
翌週、一部の社員が見守る大会議室。
スクリーン前に立ったのは、あの課長と、不倫相手の主任だった。
資料の表紙には「ハラスメント防止策を主導する立場として」と私の手で大きく印字してある。
逃げ場のない壇上で、課長は何度も水を口にし、原稿の文字を追う声が震えた。
主任は青ざめた顔で前を見られない。
私は最前列に座り、用意した質疑応答シートを役員へ回した。
8年分の事案を匂わせる質問が、次々と二人に投げかけられていく。
会場の社員たちは、最初は怪訝そうに、やがて確信めいた表情で二人を見つめ始めた。
会議後、課長は人事面談に呼ばれ、半年以内に遠方への異動が決まった。主任は社内の信頼を完全に失い、管理職からも外された。
私が選んだのは、暴露でも糾弾でもない。加害者本人に防止策を語らせるという、たった一度の采配だった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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