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「あんたそんな評価される能力ないのにね」昇進報告をしたら、悪気なく言う友人。後日、我慢出来なかった私が本音を伝えた結果

「あんたそんな評価される能力ないのにね」昇進報告をしたら、悪気なく言う友人。後日、我慢出来なかった私が本音を伝えた結果
笑顔で刺してくる友人
学生時代から付き合いのある友人とは、長年なんとなく仲良くしてきた。
就職してからも定期的に会っていたし、グループでの集まりに欠かせない存在だった。
でも最近、会話の中で引っかかる場面が増えていた。
仕事の愚痴を話すと「私のほうがもっと大変だよ」と返ってきた。
新しい仕事に取り組んでいると話せば「そんなの大したことなくない?」と笑い飛ばされた。はっきりした悪意があるわけではなく、冗談のように言われるから、その都度うまく返せずに曖昧に笑うしかなかった。
そういう積み重ねが少しずつ重くなっていたのは確かだった。
でも長い付き合いだし、根はいい人だとも思っていた。
だから毎回、気にしないようにして次に会う約束をした。
少し距離を置けばいいのかもしれないと思いながら、特に動けないまま時間が過ぎていた。
職場での昇進が決まったとき、真っ先に彼女に個別で報告した。
すぐに返信が来た。
でも読んで、手が止まった。
「あんたそんな評価される能力ないのにね」
絵文字がついていたから笑いのつもりかもしれない。でも何度読み返しても、胸がずきずきした。
翌日、グループの集まりで彼女と顔を合わせたとき、彼女は「意外だったよー」と軽く笑いながら繰り返した。
周囲の友人たちが少し気まずそうな顔をした。その場では笑い流してしまった自分が、後から悔しかった。
翌週、カフェで伝えたこと
一週間後、二人で会う予定があった。
カフェのテーブルを挟んで向き合ったとき、私は言葉を選んで口を開いた。
「本当はね、ああいう言い方をされて辛かったの。これからも続くなら、今まで通りの付き合いはできない」
声が震えないよう、一度深く息を吸ってから話した。彼女は飲みかけのカップを置いて、しばらく黙り込んだ。
「そんなつもりじゃなかったの」
それだけだった。具体的に謝るわけでも、どういう意図だったかを説明するわけでもなかった。
私はそれ以上追及しなかった。言いたいことは言い終えていた。
その日以来、自然と連絡の頻度が落ちた。グループでのやり取りは変わらず続いているけれど、個別にメッセージを送ることも受け取ることもなくなった。
後悔はなかった。むしろ、胸の奥にずっとくすぶっていたものが、あの日を境にすっと消えていくのを感じた。伝えてよかったと、今も思っている。自分の気持ちをきちんと言葉にしたことが、一番心地よかった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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