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「あいつに裏切られた」と訪ねてきた友人の元夫。悪評をばら撒く元夫の主張が間違いだったとわかった瞬間

「あいつに裏切られた」と訪ねてきた友人の元夫。悪評をばら撒く元夫の主張が間違いだったとわかった瞬間
自慢ばかりの夫、そして友人の離婚
学生時代から付き合いの続く友人がいる。
もともとさっぱりした性格で、愚痴も少なく、私にとってはずっと気の置けない存在だった。
数年前に結婚し、披露宴で初めて友人の夫を紹介してもらったが、正直なところ第一印象はよくなかった。
話題の中心が常に自分で、会うたびに収入や資産の話を持ち出してくる。こんな人と一緒になって大丈夫だろうかと内心思ったが、友人が選んだ相手だからと自分を納得させた。
その後、私が引っ越したこともあって二人と会う機会は自然に減った。
しばらくして、友人から「離婚した」と連絡が来た。
「そうか、ついに離婚したんだ」
内心では少しだけほっとした。
友人にはもっと穏やかな相手が似合うと思っていたから。事情は聞かず、ただ「大変だったね、落ち着いたらまた話そう」と返した。
「裏切られた」元夫が私の家を訪ねてきた
ところがその数週間後、見知らぬ番号から電話がかかってきた。
出てみると友人の元夫だった。「一度会いたい」と言う。
断る理由も思いつかず、近くのカフェで話を聞くことにした。
元夫は開口一番、こう言った。
「あいつに裏切られた」
詳しく聞くと、離婚後に過去の出来事を振り返るうちに「騙されていた」と確信するようになったのだという。
そんなはずはないと私は言い返した。長年付き合ってきた友人の人柄は、自分が一番よく知っているつもりだった。
「自分も最初は信じていたが、後になって気づいたんだ」
元夫はそう言って、私に共通の知人への「事情説明」を頼んできた。
私は曖昧に返事をしてその場を切り上げた。
しかし元夫はその後も動き続けた。
友人に関する悪い噂を共通の知人に話してまわり、やがて友人の耳にも根も葉もない話が届くようになった。
友人は困惑し、私にも「何か知っている?」と連絡をよこした。
それからしばらくして、元夫の主張は徹底的に精査され、根拠がないことが明らかになった。
すべては思い込みと記憶の歪みによるものだったと、関係者から聞いた。
友人の名誉は戻ったかもしれない。でも広まってしまった噂は完全には消えない。
元夫が勝手に動いた結果、何の落ち度もなかった友人が傷つけられた。
そのことへの謝罪も責任の所在もないまま、ただ「間違いでした」で終わってしまった。すっきりしないまま、時間だけが過ぎていった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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