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「私も最初はそう思ってたよ」自身の失敗談まで話してくれる指導役の先輩。だが、先輩の本性に背筋が凍った

「私も最初はそう思ってたよ」自身の失敗談まで話してくれる指導役の先輩。だが、先輩の本性に背筋が凍った
面倒見のいい先輩と過ごした半年
配属されて間もない頃、丁寧に仕事を教えてくれたのが、すぐ隣の席に座る指導担当の先輩でした。
明るくて、誰にでも気さくに話しかける人で、フロアでも好かれているのが伝わってきます。
マニュアルにない細かいコツも、こまめに教えてくれて、私はすっかり信頼していました。
休憩室で他愛もない話をしたり、仕事の悩みを少しこぼしたり。
直属の課長への接し方や、業務の段取りで困っていることも、ぽろっと打ち明けてしまっていたんです。
「私も最初はそう思ってたよ」と、自分の新人時代の失敗まで明るく聞かせてくれて、隣の席で笑っているこの人なら大丈夫、と心のどこかで決めつけていました。
けれど、配属から半年ほど経った頃、別フロアの主任格の先輩から声をかけられました。
「あの件って伝えてたよね?」
その人と直接話した記憶のない内容が、なぜか相手の口から具体的に出てきます。
背中の真ん中を、すうっと冷たい風が通った気がしました。
同じようなことが、その後もぽつぽつ続きました。
話したはずのない部署の人が、私の言葉を一文だけ切り取った形で、私自身に確認してくるんです。
受ける側の表情が、どれもどこか含みのあるものに見えてきて、息苦しくなっていきました。
伝言の発信源と、上司への報告
たどっていくと、その発言の出どころは、いつも同じ。
隣の席の指導担当の先輩でした。
休憩室でこぼした愚痴も、迷いの相談も、彼女は周囲に話す形で広めていたようなんです。
文脈はそぎ落とされ、私が責められそうな部分だけが、つるんと残されている。
さらに、ぞっとしたのは、別件のミスをしたあとのこと。
彼女はそばで「フォローするから」と笑ってくれていたのに、課長への報告は別の中身でした。
「指示しても、動いてもらえないんです」
(私、そんな指示もらったっけ)
表では味方の顔をしながら、評価が下がる方向の言葉を、課長の前で繰り返していたのです。
声色も、視線の置き方も、私の前と上司の前ではまったく違っていました。
気づいてしまってからは、彼女の笑顔を見るたびに、肩のあたりがひやっとします。隣の席で「お疲れさま」と笑いかけてくる声が、今までと同じ高さなのに、まるで別の人のものに聞こえるようになりました。
私は静かに距離をとり、必要最低限の業務連絡だけに切り替えました。雑談には乗らず、悩みは外でこっそり吐き出す。
それでも、視線の端でこちらを見ている気配を感じる瞬間があり、人の見えない部分の冷たさを、まだ思い出すたびに背筋が凍るのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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