MENU

Share

HOME LIFESTYLE STORY COLUMN

「育児に熱心な俺、格好良すぎるだろ」と自分に酔ってる夫。だが、私が突きつけた現実に何も言えなくなった

育児に熱心な俺格好良すぎるだろと自分に酔ってる夫だが私が突きつけた現実に何も言えなくなった

「良いパパ」を装う夫、その実態はわずか二時間の娯楽担当

日曜日の穏やかな午後、リビングには無邪気な子供の笑い声が響いていました。

視線の先には、カラフルなブロックを積み上げて遊ぶ夫と子供の姿。仕事に追われる毎日の中で、こうして家族との時間を大切にする様子は、一見すれば絵に描いたような幸せな光景です。

しかし、その平穏は唐突に、夫の自分勝手な満足感によって破られることになります。わずか二時間ほど遊んだだけで、夫は早々にソファへ身を沈め、得意げにスマートフォンを操作し始めました。

「ふぅ、俺ってば育児の才能ありすぎじゃない?これ、フォロワーに見せないともったいないわ。マジで育児に熱心な俺、格好良すぎるだろ」

背後から画面を盗み見れば、そこには満面の笑みを浮かべる夫と子供の写真。添えられた文章には『休日も全力投球!育児はパパに任せろ!#イクメンパパ#最高の休日』という、現実とはかけ離れた言葉が踊っていました。

その瞬間、私は手にした洗濯物の束を握りしめ、言葉を失いました。夫が遊んでいる間、私がどれだけの家事をこなし、どれだけ子供の世話に追われていたのか、彼はこれっぽっちも理解していないのです。

朝一番の激しい夜泣きに対応し、散らかった朝食の後片付けをし、汚れ物の山と格闘してきたのは私です。美味しいところだけを切り取って「育児に尽力している」と言い張るその厚顔無恥な態度に、私は心の底から失望しました。

「余裕だろ?」その言葉を現実に変えるための逆提案

「あら、ずいぶんと立派なイクメン様ね。パパがそんなに有能だなんて知らなかったわ」

私は込み上げる苛立ちを悟られないよう、極上の笑みを貼り付けて夫の横に腰を下ろしました。

「当たり前だろ! 俺にしてみりゃ、育児なんてちょっとしたコツを掴めば余裕なもんだよ」

自信満々に胸を張る夫。その慢心を打ち砕くべく、私は静かに、けれど決定的な提案を突きつけました。

「そんなに余裕なら、次の日曜日は一日中あなたに全てを任せていいかしら?朝の着替え、三食の献立作り、公園での遊び相手、お風呂に寝かしつけまで、私は一切口を出さないから。本当のイクメンなら、完璧にこなせるわよね?」

私の言葉が終わるか終わらないかのうちに、夫の表情から余裕が消え去り、顔面はみるみる蒼白になっていきました。先ほどまでの威勢の良さはどこへやら、彼は泳ぐような視線で言い淀みます。

「あ……えっと、一日はさすがに……その、来週の日曜は急な仕事が入る可能性があったような……」

「おかしな話ね。育児なんて余裕だと言っていたのはあなたよ?それとも、SNSの中だけでしかパパになれないのかしら」

夫はそれ以上何も答えられず、「スケジュールを確認してくる!」と捨て台詞を残して、逃げるように寝室へと閉じこもってしまいました。

結局、数分後には「やっぱり出勤になった」という苦しい言い訳が届き、いつの間にかSNSの投稿もこっそり削除されていました。都合のいい時だけ主役を演じる自称イクメンなど、必要ありません。派手な投稿でドヤる暇があるのなら、せめて溜まったゴミ出しの一つでも黙ってこなしてほしいと、心から願うばかりです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています

ほかの小説も読む

最も人気の短編小説

もっと見る >

スカッとする短編小説

もっと見る >

モヤモヤ短編小説

もっと見る >

ゾッとする短編小説

もっと見る >

LINEの短編小説

もっと見る >

実体験をもとにした短編小説

もっと見る >

恋愛トラブル

もっと見る >

ハラスメント

もっと見る >

金銭トラブル

もっと見る >

浮気・不倫

もっと見る >

仕事のトラブル

もっと見る >
ふと心に引っかかった「モヤモヤ」
思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」

その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

応募フォームはこちら

PROFILE

GLAM Lifestyle Editorial

編集部

日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

website
前の記事

「たまには地元で遊ぼうよ!」久しぶりに届いた地元の友達からの遊びの誘い。帰省した私を待っていた苦い思い出

GLAM Lifestyle Editorialのすべての記事を見る

Gallery

SHARE !

この記事をシェアする

Follow us !

GLAM公式SNSをフォローする

Feature

特集記事

Ranking