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「二人とも、私の宝物なんだ」親友と大切な彼氏。だが、2人に同時に裏切られた

「二人とも、私の宝物なんだ」親友と大切な彼氏。だが、2人に同時に裏切られた
自慢の彼を、親友に紹介した
大学三年の春、私は付き合っていた彼を、いちばん仲の良い親友に紹介しました。
穏やかで誠実な人で、周りにも自慢したいくらいだったのです。
二人は、その日のうちに打ち解けてくれました。
「優しそうな人だね。大事にしなよ」
親友はそう言って、自分のことのように喜んでくれました。
それからは、三人で食事に行ったり、休みの日に遊びに出かけたりが増えていきます。写真を撮れば、いつも真ん中に私がいました。
「二人とも、私の宝物なんだ」
冗談めかしてそう言うと、彼も親友も声をあげて笑ってくれました。
あのころの私は、その言葉を一片も疑わず、心から信じきっていたのです。三人で撮った写真は、今もどこかに残っているはずでした。
「今度ランチ、三人で行こうね」
別れ際、親友はいつも笑顔でそう誘ってくれます。大切な彼と、大切な友達。二人が仲良くしてくれることが、私には何より嬉しかったのです。
疑うことなど、一度もありませんでした。
私だけが知らなかった
やがて、彼と親友が私抜きでも連絡を取り合っていると気づきました。
何気なく尋ねると、彼は落ち着いた声で言います。
「相談に乗ってるだけだよ」
「あの子、最近いろいろ悩んでるみたいでさ」
優しい人だから、と私は納得しました。
仲の良い二人だと、むしろ誇らしく思っていたほどです。
けれど、ある夜のことでした。テーブルに置かれた彼の携帯に、親友からのメッセージがふっと浮かんだのです。
「昨日は楽しかったね。また早く会いたい」
昨日、私は彼と会っていません。指先が冷たくなりました。
問い詰めると、彼はしばらく黙ってから、低い声で認めます。
「半年、いや、それより前からだ」
頭が真っ白になりました。さらに問うと、共通の友人の何人かは、二人の関係をとうに知っていたというのです。
誰と誰が知っていたのか。私が笑って「三人で」と写真に写っていたあいだ、みんなはどんな顔で私を見ていたのか。
考え出すと、足元がゆっくり崩れていくようでした。
「傷つくと思って、言えなかったんだ」
彼はそう繰り返しました。けれど裏切りそのものより、私だけが何も知らないまま、笑って二人を見ていた時間のほうが、ずっとこたえたのです。
「……そう。わかった」
それだけ言って、私は席を立ちました。親友がいつも笑顔でくれた「三人で」という誘いが、今も時々、頭の隅で鳴っています。
あの輪の中で、ひとりだけ違う景色を見ていたのだと思うと、うまく飲み込めないままなのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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