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「置いてかないでって、あんなに言ったのに」約束を破って娘を置き去りにした友達→友達のママに本音をぶつけた結果

「置いてかないでって、あんなに言ったのに」約束を破って娘を置き去りにした友達→友達のママに本音をぶつけた結果
待ち合わせの角で
娘が小学校に上がってすぐ、同じクラスのA子ちゃんと一緒に登校する約束ができた。
近所に住む活発で明るい子で、人懐っこい笑顔に、娘もすっかり懐いていた。
けれど、その子はとびきりの気分屋だった。
前の日に「明日も待ってるね」と約束しても、翌朝にはけろりとした顔ですっぽかす。
理由を聞いても「なんとなく」
娘は何度も、誰も来ない角で一人ぽつんと待ちぼうけを食らった。
ある朝、娘が青い顔で学校から帰ってきて、玄関でランドセルを下ろしながら、ぽつりとこぼした。
「私のこと置いて先に行った」
聞けば、待ち合わせの角で娘が重たいランドセルを一度塀の脇に下ろし、靴紐を結び直していた、その短い間のことだったという。
顔を上げたときには、A子ちゃんは別の子と笑いながら、もう遠くを歩いていた。
「置いてかないでって、あんなに言ったのに」
娘の目には、みるみる涙がたまっていく。
それでも、明日は待っててくれるかも、と健気に信じようとしているのが、見ていて切なかった。
放課後の約束も、いつも同じだった。
文化センターの前で待ち合わせと言われて娘が向かっても、A子ちゃんは現れない。
相手の親に電話で尋ねても、返ってくるのは決まって半日後。「ごめんね、あの子気まぐれだから」の一言で、話は流されて終わりだった。
もう、待たない
そのくり返しに、私はとうとう腹を決めた。
ある夕方、思い切ってA子ちゃんの家を訪ねると、玄関に出てきた母親は、悪びれる様子もなくのんびり笑っていた。
「子ども同士のことだし、そんなに気にしなくてもいいのに」
私は一度だけ深く息を吸って、静かに、はっきりと伝えた。
「一緒の登校は、もうやめにします」
相手の顔から、へらへらとした笑みがすっと引いていった。
「え…そこまで言う?」
「うちの娘を、これ以上振り回さないでください」
母親は言葉に詰まり、視線を泳がせた。
何か言いかけては飲み込み、最後はばつが悪そうにうつむいた。
翌朝から、娘は近所に住む別の子と一緒に登校するようになった。
気の合う相手で、角で待ち合わせれば、ちゃんとお互いをきちんと待つ。
「今日はね、ダンゴムシ探しながら歩いてきたんだよ」
玄関に駆け込んでくる娘の顔は、見違えるほど晴れやかだった。あのとき、きちんと線を引いて本当によかった。振り回されるだけの朝は、もう終わったのだ。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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