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「合鍵は作ったけど、仲いいから問題ないでしょ」留守中の我が家に入っていたママ友、だが、玄関の防犯カメラの映像で青ざめた

消えていく商品券
幼稚園で親しくなったママ友とは、家を行き来するほど仲が良かった。ある日、彼女はこう頼んできた。
「宅配便が来るなら少しだけ留守番するよ」
私は快く鍵を渡した。戻ると彼女は笑顔で待っていて、私はその親切に感謝すらしていた。
子ども同士も親しく、休みの日には一緒に公園へ出かける。そんな付き合いだったから、鍵を預けることに、何のためらいもなかった。
異変に気づいたのは、それから数週間後のことだ。引き出しにしまっていたアクセサリーや、もらいものの商品券が、いつのまにか見当たらなくなっている。
「しまい忘れ、かな……」
最初は自分の記憶を疑った。けれど何度も同じことが続くと、さすがにおかしいと感じ始めた。そのことを打ち明けると、夫は顔を曇らせた。
思い返せば、物がなくなるのはいつも、彼女が家に来たあとだった。けれど、あんなに親切な人を疑うなんて、と自分の考えを何度も打ち消していた。
「留守の間に、誰か家に入ってないか?」
まさか、と思いながらも、私は玄関が映る位置に小さな防犯カメラを取り付けた。
映像に写っていた顔
数日後、記録された映像を再生して、私は息をのんだ。
私たちが出かけた直後、あのママ友が玄関の鍵を普通に開け、当たり前のような足取りで家に上がり込んでいたのだ。
迷いのない動きだった。初めてではない、と一目でわかった。画面の中の見慣れた顔に、指先がすうっと冷たくなっていく。
後日、私はその映像を彼女の前に突きつけた。言い逃れはできないはずだった。ところが彼女は、悪びれた様子すら見せなかった。
「合鍵は作ったけど、仲いいから問題ないでしょ」
以前、鍵を借りたときに勝手に合鍵を作ったのだと、彼女は平然と言ってのけた。
「あなたの家、落ち着くから。たまに使わせてもらってたの」
笑いながらそう言う彼女に、背筋が寒くなった。けれど、ここで引いてはいけない。私は画面を指し示し、はっきりと告げた。
「これは立派な侵入です。合鍵は返してください」
「そんな、大げさな……」
「大げさじゃありません。勝手に人の家へ入るのは、許されないことです」
毅然とした私の声に、彼女の笑みが固まった。言い訳を並べようと口を開きかけ、けれど映像の証拠を前に、言葉が続かない。
私は事を大きくする覚悟で、警察にも相談した。第三者が間に入ったことで、彼女はようやく事の重さを悟ったらしい。合鍵を返すその手は、小さく震えていた。青ざめた顔のまま、彼女は二度と我が家の敷居をまたぐことはなかった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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