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夫「10万円の無痛より、自然のほうがいいらしい」産むのは私だと言えなかった妻、助産師の一言で夫が青ざめた

夫「10万円の無痛より、自然のほうがいいらしい」産むのは私だと言えなかった妻、助産師の一言で夫が青ざめた
「産んだ実感がある」と、夫は軽く言った
第1子を授かってから、私はずっと迷っていた。
無痛分娩にするか、自然分娩にするか。
初めての出産で、体のことも費用のこともわからないことばかり。
ひとりで抱えきれなくなって、夕食のあと夫に相談してみた。
「無痛にすると10万円くらい追加でかかるみたい。でも私、少しでも安心して迎えられる方法を選びたくて」
私がそう切り出すと、夫はテレビに目を向けたまま、軽い口調で言った。
「10万円の無痛より、自然のほうがいいらしい」
続けて「そのほうが産んだ実感があるって、みんな言うんだって」と付け足す。
私はうまく言葉が返せなかった。
産むのは私。その体を引き受けるのも私。
なのに、まるで人ごとのように「らしい」で片づけられて、胸の奥が冷たくなった。
本当は、方法そのものより、初めての出産をどう迎えればいいのか見当がつかないことが心細かった。
だから背中を押してほしくて相談したのに、返ってきたのは「みんなが言っている」という、どこか他人任せの言葉だけ。
私が抱えている不安には、少しも触れてくれなかった。
私を思いやる気持ちがあるなら、こんな言い方はしないはずだ。
私が何を不安に思っているのか、そこまで考えてくれていないのだと気づいて、その夜はなかなか寝つけなかった。
両親学級の帰り道で、夫が足を止めた
数週間後、私たちは自治体の両親学級に参加した。
助産師さんが、妊婦の体にかかる負担や、産後の回復について丁寧に説明してくれる。
分娩の方法には人それぞれの事情があり、どれを選んでも母親としての価値は変わらない。
そう話す声を、夫は黙って聞いていた。
「ご夫婦で納得して選ぶことが、大切です」
助産師さんのその言葉に、夫の横顔が少しずつこわばっていくのがわかった。
帰り道、夫は急に足を止めて、私に向き直った。
「この前、自然のほうがいいなんて軽く言ってごめん」
思いがけない謝罪に、私は言葉を失った。夫は続けた。
「助産師さんの話を聞いて、やっと分かった。俺は他人の受け売りを、君に押しつけていただけだった。どっちを選んでも、頑張るのは君だ。俺は、君がいちばん安心できる方法を一緒に考えたい」
その一言で、ずっと胸につかえていたものが、すっと軽くなった。悩みを丸ごと一緒に背負おうとしてくれる人がそばにいる。それだけで、私はもう十分に心強かった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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