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「実家とは、うまくいってるの?」親切心で聞いてきたと思っていたママ友。だが、私の噂が広がっていることに気づいた瞬間

「実家とは、うまくいってるの?」親切心で聞いてきたと思っていたママ友。だが、私の噂が広がっていることに気づいた瞬間
親身なようで、少しずつ踏み込んでくる
下の子が生まれて間もない頃、育児の相談に乗ってくれるママ友がいた。
話をよく聞いてくれる、頼れる人だった。心細かった私にとって、ありがたい存在だった。
けれど、会う回数が増えるにつれ、彼女の質問は少しずつ踏み込んできた。
「ご主人のお給料って、そのくらいで足りるの?」
「実家とは、うまくいってるの?」
最初は親身さゆえだと思っていた。心配してくれているのだと。
だから私も、つい家のこまごました事情まで打ち明けてしまった。
夫の転職のこと、義母との折り合いのこと。誰にでも話すわけではない、内側の話まで。彼女は深くうなずきながら、そのすべてを丁寧に聞き取っていった。
話し終えると、いつも少しだけ胸が軽くなった。
聞いてもらえた、という安心感。その心地よさに甘えて、私は口が軽くなっていたのだと思う。
今にして思えば、彼女は私の悩みそのものより、家の内側の事情を知りたがっていた。相槌の合間にはさまれる問いは、いつも決まって、お金や親戚といった立ち入った話へと向かっていた。
別の人から、返ってきた話
異変に気づいたのは、別のママ友との立ち話でのことだった。
「ご主人、お仕事変わったんだってね。大変だったでしょう」
私は、その人には一度も話していなかった。
なのに、事情を細かく知っている。血の気が引いた。
誰にも言っていないはずの話が、なぜ回っているのか。心当たりは、一人しかいなかった。
後日、あのママ友と会ったとき、私はそれとなく探りを入れた。すると彼女は、悪びれる様子もなく言い放った。
「その話、もうみんな知ってるわよ」
その一言で、すべてが腑に落ちた。
親身な聞き役を装いながら、集めた話を方々へ流していたのは、彼女自身だったのだ。
私は取り乱さなかった。
ただ、それ以来、彼女の前では当たり障りのないことしか口にしなくなった。天気のこと、子どもの給食のこと。核心には、決して触れない。
やがて、同じ思いをしていたのは私だけではないと知った。あちこちで話を広げられた人たちが、彼女とそっと距離を置き始めていたのだ。
誘っても、みな理由をつけて席を外す。
気づけば、いつも輪の中心にいた彼女の周りから、一人、また一人と人が減っていった。あんなに情報を集めていたのに、肝心の人が離れていく。皮肉なものだと思った。
プライベートを話す相手は、選んでいい。断ることは、冷たさではなく、自分を守る当たり前の線引きなのだ。あの出来事は、私にそれを教えてくれた。今は、心を許せる数人とだけ、深い話をするようにしている。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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