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「その飲み代、3千円も出せないでしょ」生活費を全額出す夫を笑った妻。だが、夫の一言で状況が一変

「その飲み代、3千円も出せないでしょ」生活費を全額出す夫を笑った妻。だが、夫の一言で状況が一変
生活費を全部出しているのに
我が家の生活費は、月25万円。その全額を、私一人の給料から出している。
家賃も光熱費も食費も、通帳から消えていくのは私の稼ぎだ。手元に自由に使える金は、ほとんど残らない。
それでも妻は、買い物が好きだった。新しい服や小物を、当たり前のように毎週買ってくる。
ある金曜、会社の後輩に飲みに誘われた私は、何気なく妻に切り出した。
「今夜、久しぶりに飲みに行ってきていい?」
すると妻は、鼻で笑ってこう言った。
「その飲み代、3千円も出せないでしょ」
たった3千円。それすら、私には出す資格がないと言いたげだった。
「うちにそんな余裕ないの。わかるでしょ?」
余裕がない。生活費を一円も出していない妻の口から、その言葉を聞くとは思わなかった。
家計簿を開いて見せた夜
私は黙って引き出しから家計簿を取り出し、食卓に広げた。
「これ、先月の分。全部見て」
そこには、私の給料から出ている25万円の内訳が、一行ずつ並んでいた。家賃、電気、ガス、水道、食費、日用品。どの欄にも、妻の負担はゼロだ。
「僕が全部払ってる。君が出したお金は、この中に一つもない」
「でも、家事は私がやってる」と妻は言い返そうとしたが、それと生活費は別だと気づいたのか、語尾を飲み込んだ。
妻は数字の列を目で追い、みるみる言葉を失っていった。
「これからは生活費、折半にしよう。そのほうが公平だ」
「…そんな、急に言われても」
「急じゃない。ずっと僕が一人で抱えてきたんだ」
妻は反論しようと口を開きかけ、数字の前で言葉に詰まった。ページをめくる手が止まり、頬がこわばっていく。
「お母さんに聞いてみる」。妻はスマホを取り、実家に電話をかけた。味方を得るつもりだったのだろう。
だが受話器の向こうの義母は、事情を聞くとこう言ったらしい。
「あんた、それは旦那さんが正しいわよ。折半にしなさい」
妻はスマホを耳から離し、呆然と画面を見つめた。頼みの綱にまで、はしごを外されたのだ。
翌月から、生活費はきっちり折半になった。妻は自分の口座から、初めて家賃の半分を振り込んだ。
「……こんなにかかってたのね、毎月」
通帳の残高を見て、妻がぽつりとこぼす。あれだけ買っていた服も、この頃はめっきり減った。
あの金曜、私は堂々と後輩と飲みに行った。3千円の会計を財布から出すとき、後ろめたさはもうなかった。
家に帰ると、妻が玄関まで出てきた。
「おかえり。楽しかった?」
以前にはなかった言葉だった。あの夜に広げた家計簿の数字が、我が家の力関係を、静かに半分ずつへ戻していた。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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