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「下の階からうるさいって苦情来てる」管理会社から言われた苦情。だが、在宅していない時間帯を疑われたワケ

「下の階からうるさいって苦情来てる」管理会社から言われた苦情。だが、在宅していない時間帯を疑われたワケ
上階の生活音を我慢していた側だった
都心からほどよく離れた中規模マンションに、家族3人で暮らして10年になる。
上の階に若い家族が越してきたのは、その春のことだった。
引っ越してきた直後から、夜遅くに子どもが廊下を全力で走り回る音と、家具を引きずるような重い音が天井から伝わるようになった。
最初の数か月は様子を見ていた。
子どもが小さければある程度は仕方ないし、すぐ落ち着くだろうと夫とも話していた。
耳栓を試したり、寝る部屋を変えたりして、こちらで吸収できる範囲は吸収していた。
異変があったのは、半年が過ぎた頃だった。
管理会社の担当者からインターフォン越しに、控えめな声で連絡が入った。
「下の階からうるさいって苦情来てる」
担当者の口調はくだけていたが、内容には驚いた。
夜の22時から24時ごろ、足音と家具を動かす音が響くという。
直接の名指しではなく、犯人扱いはしません、と繰り返し添えながらも、要点としては「うちが疑われている」状況だった。
管理会社が全戸へ配布した注意文
身に覚えがなかった。
指摘された時間帯は、私が週3で通っている習い事の日とほぼ重なっていた。
22時前に帰宅して、簡単にお風呂を済ませてすぐに寝る生活が固まっており、家具を動かす余裕などない。
夫も帰宅が深夜になる日が多く、家自体が無人だった日もある。
それでも一度疑われると、こちらは反論しづらかった。
「うちじゃないと思います」と言うだけでは、管理会社からすれば「言った言わない」の話で終わってしまう。
私はその日からカレンダーに、自分の在宅時間、外出時間、夫の帰宅時間、子どもの就寝時間を細かく記録するようになった。
記録をつけ始めて1か月ほど経った頃、管理会社からまた連絡が入った。
下の階の住民が、別の時間帯にも音がすると話しているという。
記録を見せると、その時間帯のほとんどに私たち家族は外出していた。担当者は黙ってメモを取った。
追加で他の世帯にもヒアリングが行われた結果、私たちの斜め下の部屋と、隣接する別の階の住民の生活音が、構造を伝って下の階に届いていた可能性が浮かんできた。
音源は1つではなく、複数のフロアからの音が、たまたま下の階の同じ部屋に集まる構造だったらしい。
管理会社は全戸に「生活音に配慮を」という注意文を配布した。名指しはなく、特定の家庭への苦情ではないと付記されていた。
文面を見て、半年ためてきた身に覚えのなさが、ようやく言葉として整理された気がした。
音は少し落ち着いた。けれど、上の階の家族とすれ違うときの会釈は、以前のようには返せなくなった。同じ建物に他人と暮らす難しさが、廊下のひと声ごとに残り続けている。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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