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「気づかないふりですよね」雑用を全部スルーする同僚→毎朝抱えてる私の本音とは

始業前の「暗黙の15分」
職場には、誰かがやらないといけない雑用がある。
始業時間の15分前には全員が出社しているのが、長年の暗黙のルールになっている。
その時間を使って、コピー機の電源を入れてトレーの紙を補充する。
給湯室のポットに水を入れてスイッチを押す。
前日に出たゴミを袋ごとまとめて所定の場所に置く。共有の机を乾いた布で軽く拭き上げる。
誰から言われたわけでもないけれど、出社した人から順にこなしていく、そういう流れがずっと続いていた。
10年近く同じことを繰り返してきたから、朝の行動がほとんど体に染みついている。
職場に着いたら、まずコピー機。次にポット。それが私の朝のリズムになっていた。
特に不満もなかった。みんな同じようにやっているのだから、と思っていた。
ギリギリに現れて、すぐ席につく
ところがある同僚は、いつも始業時間の2、3分前に出社してくる。
バタバタとデスクにかばんを置いて、さっとパソコンを立ち上げる。そしてそのまま、自分の仕事に入っていく。
コピー機には近づかない。給湯室にも寄らない。ゴミのことも、机のことも、一切手をつけない。
「気づかないふりですよね」
心の中で、何度もそう叫んだ。
気づいていないのか、それとも気づかないふりなのか、判別がつかない。
その同僚が悪意を持ってやっているとは思わない。ただ「自分の担当ではない」と線を引いているのか、それとも本当に気づいていないのか、どちらなのかも判断できない。
人の行動の理由を勝手に決めつけるのも違う気がして、ますます何も言えなくなっていく。
気になり始めると、毎朝その人が何をしているかが自然と目に入るようになった。コピー機を動かすとき、ポットのスイッチを押すとき、いつも頭のどこかに「あの人は今日も何もしていない」という意識がある。それが積もって、朝からじわじわと疲れる感覚がある。
言えないまま、今日も朝が来る
誰かに相談したこともある。でも「そういう人いるよね」と苦笑いされるだけで、どうにかなる話でもない。
直接言うことも考えた。でも「暗黙のルールですよ」と伝えるのは角が立つし、相手が傷ついたり職場の空気が悪くなったりするのも嫌だ。
仕事の成果には関係のないことで、波風を立てたくない。
そうして言えないままでいると、モヤモヤだけが少しずつ積み上がっていく。
今日も始業前の15分、私はコピー用紙をトレーに補充しながら、もうすぐ来るあの同僚のことを少し考えた。
言えないし、言わない。でもすっきりもしない。そのまま、朝が始まる。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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