Share
「転職しようと思います」部下から届いた相談。応援しようと思ったが、転職先を見て思わず絶句

後輩からの相談
休日の夜、スマホに一件のメッセージが届きました。
相手は、私が入社当初から指導してきた大切な後輩でした。
『夜分遅くにすみません。少しご相談したいことがありまして』
『お疲れ様!どうしたの?急ぎなら電話しようか?』
『いえ、メッセージで大丈夫です。実は……転職しようと思っています』
画面の文字を見て息をのみました。主力である彼が辞めるのは大きな痛手です。でも、彼には彼の人生があります。上司として、気持ちよく背中を押してあげようと心に決めました。
『そっか、すごく驚いた。寂しくなるけど応援するよ!次はもう決まってるの?』と送信しました。
しかし、既読はつくものの、なかなか返信が来ません。やがて、長いメッセージが送られてきました。
転職先は
『ありがとうございます。次ですが、同業他社に行こうと思っています。実は……〇〇社から内定をいただきまして』
その社名を見た瞬間、私はスマホを持ったまま絶句しました。そこは、うちと激しくお客様を奪い合っている、最大のライバル会社だったのです。
『どうしても、向こうの新しいプロジェクトに関わってみたくて……本当に申し訳ありません』
画面越しにも彼の熱意が伝わってきます。でも、昨日までの仲間が明日から最強の敵になるなんて。応援したい気持ちと、裏切られたような複雑な感情が入り混じり、指先が止まりました。
『……そうなんだね。わかった』
やっとの思いで打ち込んだ返信は、驚くほどそっけないものでした。退職するまでの間、私は以前のように気さくにやり取りすることができませんでした。
素直に応援できなかったことを、今でも少し後悔しています。でも、あの状況で笑顔のスタンプを送れるほど、私は大人になれなかったのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
ほかの小説も読む
登場人物から探す
テーマ・シチュエーションから探す
結末から探す
最も人気の短編小説
もっと見る >スカッとする短編小説
もっと見る >モヤモヤ短編小説
もっと見る >ゾッとする短編小説
もっと見る >LINEの短編小説
もっと見る >実体験をもとにした短編小説
もっと見る >
恋愛トラブル
もっと見る >ハラスメント
もっと見る >金銭トラブル
もっと見る >
浮気・不倫
もっと見る >迷惑
もっと見る >仕事のトラブル
もっと見る >非常識
もっと見る >LINE誤爆
もっと見る >思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」
その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事

