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「子供はまだなの?」と執拗に聞いてくる近所の女性。だが、私の毒舌で黙り込んだ話

毎年恒例となっている憂鬱な質問
結婚して16年。夫との二人暮らしは穏やかで幸せですが、一つだけ憂鬱な出来事があります。
それは、義実家での親族の集まり。
親族に混じってなぜか必ず顔を出してくる、近所の女性の存在です。
彼女の標的は、決まって私。
「あら、今年は三人でお顔を見せてくれるかと思ったのに。子供はまだなの?」
顔を合わせるなり、デリカシーの欠片もない言葉を無遠慮に投げかけてきます。
「あはは、コウノトリが渋滞しているみたいで〜」
波風を立てないよう、私はいつも愛想笑いと自虐でやり過ごしていました。
義両親の手前、事を荒立てたくなかったのです。
しかし、今年の集まりでのこと。
いつものように「コウノトリ待ちで」と躱した私に対し、彼女は鼻で笑いました。
「ちょっと!待ってたってできないよ!」
親族や義両親が談笑する中、わざと響き渡るような大きな声。
ピキッ。
私の中で、何かが音を立てて切れました。
16年分の我慢が限界突破した瞬間
へらへらとした笑顔をスッと消し、私は彼女を真っ直ぐに見据えました。
圧倒的な、冷ややかな真顔で。
「あの。私達夫婦の寝室の事情まで、わざわざあなたにご報告しなければいけませんか?」
水を打ったように静まり返る広間。
彼女は目を丸くして、口をパクパクさせています。
私は畳み掛けるように、静かに言葉を紡ぎました。
「そんなに他所様の生活に興味がおありなんですか?」
言い放った瞬間、彼女の顔はみるみるうちに茹でダコのように真っ赤に。
何も言い返せず、下を向いて小刻みに震えています。
義両親や親族たちは、気まずそうに目を逸らすばかり。誰もフォローに入りません。
夫がそっと私の肩を抱き寄せ、「母さん、そろそろお茶にしようか」と静かに話題を変えました。
彼女はその後、逃げるように帰って行きました。
義両親の前でやってしまったという焦りは少しありました。
ですが、16年分の鬱憤を晴らせた爽快感は、何物にも代えがたいものでした。
帰り道、夫が「よく言った」と笑ってくれたことで、私の心はスッキリと晴れ渡っていたのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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