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「家賃、おいくらくらい?」根掘り葉掘りしつこく詮索するママ友。数日後、他のママ友から聞いた話に絶句

詮索がやまないママ友
朝、幼稚園の送りで顔を合わせるママ友がいました。
会うたびに、私や夫のことを、こまごまと聞いてくるのです。
「連休中の旅行、どこ行ったの」
連休明けのその朝も、彼女は会うなりそう切り出しました。
まだ誰にも言っていない話を、どうして知っているのでしょう。
戸惑う私に、質問はさらに続きます。
「ご主人、今はどちらにお勤め?」
「家賃、おいくらくらい?」
どれも、さらりとは答えにくいことばかりでした。
私は笑ってかわし、詳しくは話さないようにしていたのです。
「ふつうですよ、ほんとに普通」
そう言ってはぐらかすたび、彼女はどこか物足りなそうに口をつぐみました。
それでも彼女は、翌週にはまた別の切り口で踏み込んできます。
子どもの習い事の月謝、車の買い替え、里帰りの予定まで。
世間話のふりをしながら、少しずつ我が家の内側をのぞこうとしているようでした。
知らないところで、話のネタに
数日後、別のママ友との立ち話で、私は思わず凍りつきました。
「旅行、奮発したんだってね。うらやましい」
言った覚えのない話を、その人は知っていたのです。
聞けば、夫の勤め先も、私の年齢も、いつのまにか周りに広まっていました。
「ご主人、大きな会社にお勤めなんですってね」
そう言われて、背筋がひやりとしました。彼女にだけ、それも遠回しにしか話していないことだったのです。
自分の暮らしぶりが、知らないところで品定めされている。そう思うと、気味が悪くてなりませんでした。
出どころは、考えるまでもありません。私が答えずにいたことまで、あの人が勝手に膨らませ、みんなに配って回っていたのです。
翌朝、私はいつもの場所で彼女と向き合いました。
「ねえ、今日はどこか行くの?」
また探りを入れてくる彼女に、私は静かに切り出しました。
「人の家庭を、話のネタにするのはやめて」
その一言に、彼女の笑みがすっと固まりました。
「答えたくないことは、これからは答えません」
続けてそう伝えると、彼女は目を泳がせ、何か言いかけて飲み込みます。
近くにいたママたちが、小さくうなずくのが見えました。
「わ、悪気はなかったのよ」
最後は、そうつぶやくのがやっとのようでした。
人の家庭を、自分の話の種にする。それがあの人の魂胆だったのだと、ようやく腑に落ちました。だから、遠回しにやめてもらうのではなく、面と向かって線を引くしかなかったのです。
それきり、彼女が私を探ってくることはなくなりました。すれ違っても、気まずそうに会釈するだけ。線を一本引いただけで、朝の空気がこんなに軽くなるのだと知ったのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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