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「あなたの部屋の家賃、いくらなの」用がある時だけ連絡してくるママ友→合わない価値観に線を引いた瞬間

返ってこない自己紹介
子どもの習い事で知り合った、同世代のママがいた。
教室の帰りにひとしきり話が弾んで、その場で連絡先を交換した。
帰宅してから、私はさっそく挨拶のメッセージを送った。
「はじめまして。同じ教室になった◯◯です、これからよろしくお願いします」
送信すると、すぐに既読はついた。それなのに、返事はいつまで待っても来ない。
一週間、二週間。私の自己紹介に彼女が言葉を返すことはなかった。
忙しい人なのだろう。そう思い、こちらからしつこく送るのも控えていた。
用がある時だけ光る画面
沈黙が破られたのは、ある晩のことだった。
久しぶりに、私のスマホの画面が彼女の名前で光った。
「あなたの部屋の家賃、いくらなの」
唐突なメッセージに、少し戸惑った。
続けて、矢継ぎ早に文字が届く。
「空いてる部屋ある?大家さんの連絡先、教えてほしいんだけど」
あれほど返事のなかった人が、この時だけは、私が送った瞬間に既読をつけてくる。
私は大家さんの番号を伝えた。
彼女は素早く一言だけ残して、また画面の向こうへ消えた。
「ありがとう、助かる」
それきり、連絡はまた途絶えた。
入居したのかどうかも、結局知らされないままだった。
見抜いた魂胆
一年近くが過ぎた頃、忘れかけていた画面が、ふいにまた光った。
「結局あの部屋、入居しなかったの」
ただ、それだけ。
お礼も、近況も、何もなかった。
その素っ気ない一文で、私にははっきりと分かった。
(この人、用がある時だけなんだ)
私は指を止めて、静かに返した。
「用がある時だけ連絡してくるのね」
しばらく、既読がつかなかった。
やがて届いたのは、慌てたように取り繕う言葉だった。
「そんなつもりじゃないの、ごめん」
「忙しくて、返せてなかっただけで」
長い言い訳が、次々と画面を流れていく。
それでも、私の心はもう動かなかった。
「気を遣わせてごめんね。無理に付き合わなくて大丈夫だから」
それ以来、彼女から連絡が来ることはなくなった。
習い事の場で顔を合わせても、目をそらして小さく会釈するだけになった。
都合よく使われる関係を、自分から手放せた。それだけで、十分だった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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