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「足音ガウルサイ!!」ポストに入っていた苦情の手紙。だが、下の住人に謝罪に行ったら思わぬ言葉が返ってきた

ポストに入っていた、全文カタカナの紙
一人暮らしを始めて半年、私はマンションでの生活にもすっかり慣れていました。
そんなある日、ポストに一枚の紙が入っていたのです。
そこには、生活音がうるさいという苦情が書かれていました。
心当たりがなかったわけではありません。私は少し反省し、それからは足音を立てないよう、より一層気をつけて暮らすようになりました。
ところが一カ月ほど経ったある日、再びポストに紙が入っていました。
今度は殴り書きで、そこにはこう記されていたのです。
「足音ガウルサイ!!」
これだけ気をつけているのに、まだ響いているのか。申し訳ない気持ちでいっぱいになった私は、階下の住人に直接謝りに行こうと決めました。
足音の苦情なら、真下の部屋に違いない。
そう思い込んだ私は、菓子折りを買い、翌日その足でドアの前に立ったのです。
階下のドアが開いて、返ってきた一言
緊張しながらインターホンを押すと、出てきたのは穏やかそうな年配の女性でした。私は深く頭を下げ、足音でご迷惑をおかけしていることを謝りました。
ところが女性は、きょとんとした顔でこう言ったのです。
「うちは何も言っていませんよ」
予想外の返事に、私は「え?」と固まってしまいました。
女性は続けて、天井を指さしながら教えてくれたのです。あの紙を配って回っているのは、真上の階の住人だと。
足音が下に響くはずなのに、苦情を入れていたのは真上の部屋。理屈の合わない話に、私は言葉を失いました。
聞けばその住人は、外で吠える犬の声や子どもの声にまで、同じ紙で苦情を配っているというのです。
階下の女性も、以前から迷惑していたと打ち明けてくれました。
あなた一人の問題じゃない、みんなで管理組合に相談しましょうと。
私たちは何人かの住人と一緒に、これまで配られた紙を証拠として持ち寄り、管理組合に事情を伝えました。
理不尽な苦情の実態が、こうしてようやく表沙汰になったのです。
後日、管理組合から真上の住人へ、正式な注意がなされました。
それを境に、あの読みにくいカタカナの紙は、ぱたりとポストに入らなくなったのです。
長く続いた理不尽が、ようやく終わりを迎えた瞬間でした。
一人で抱え込んで謝り続けていたら、私はきっと今も自分を責めていたでしょう。
勇気を出して階下のドアを叩いたことが、思いがけず解決の糸口になったのでした。あの一言がなければ、真相は闇の中だったに違いありません。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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