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「昼寝させるから夜寝ないのよ」勝手に娘を起こす義母。だが、夫の一言で態度が一変

チャイムで起きた娘
その日、娘はやっと昼寝に入ったところだった。午前中はずっと機嫌が悪く、抱っこであやし続けて、ようやく寝かしつけたばかりだった。
私もソファで一息つこうとした、その瞬間だった。玄関のチャイムが、けたたましく鳴り響いた。
モニターに映っていたのは、義母だった。連絡は一本もない。いつものことだった。
私がドアを開けるより早く、寝室から娘の泣き声が聞こえてきた。
せっかくの昼寝が、チャイムひとつで台無しになった。
「あら、寝てたの?」
玄関に立った義母は、悪びれる様子もなくそう言った。娘を抱き上げてあやす私に、義母は決めつけるように続けた。
「昼寝させるから夜寝ないのよ」
この時間の昼寝は、月齢に合った大事な睡眠なのに。反論を飲み込んで、私は「そうですかね」とだけ返した。
積み重なる口出し
義母のアポなし訪問は、これが初めてではなかった。予定のある日でも、娘が寝ている時間でも、お構いなしにやってくる。
その日も、勝手に冷蔵庫を開けて中身をあらため、離乳食にまで口を挟んできた。
「味が薄いんじゃない?もっとしっかり食べさせないと」
ひとつひとつは小さくても、積み重なると心がすり減っていく。娘を抱えたまま、私は愛想笑いを浮かべるので精一杯だった。
「たまには顔を見せに来ないとねえ」
そう言い残して義母が帰ったあと、私はどっと疲れて動けなくなった。泣きやまない娘を抱きながら、目の奥がじわりと熱くなった。
夫が引いた一本の線
夜、帰ってきた夫に、私は昼間の出来事をそのまま打ち明けた。娘が起こされて泣いたこと、育児に口を出されるのがつらいこと。
夫はしばらく黙って聞いていたが、やがて静かに言った。
「それは、俺から母さんに言うよ」
翌週、義母が来る前に、夫は自分から電話をかけた。私の隣で、迷いのない声だった。
「来る前に連絡して」
電話の向こうで、義母が言葉に詰まるのがわかった。「顔を見たいだけなのに」と食い下がろうとしたが、夫は引かなかった。
「昼寝の時間もあるし、こっちの都合もある。連絡くれれば、ちゃんと迎えるからさ」
義母は、それ以上は何も言えなくなった。
それからは、訪問の前に必ず連絡が入るようになった。娘の昼寝が突然のチャイムで断ち切られることも、もうない。義母の態度もどこか控えめになり、育児への口出しは目に見えて減った。あの日、夫がきちんと線を引いてくれたおかげで、我が家に穏やかな時間が戻ってきた。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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