Share
「今週末、どこか出かけない?」既読がつくも返信しない友人。だが、更新されたSNSを見て絶句

既読はつくのに返信がない空白の時間
「今週末、どこか出かけない?」
送信ボタンを押すと、ほんの数秒で画面に「既読」の文字がつきました。
すぐに返ってくるだろう。
そう思ってスマホをテーブルに置き、コーヒーを一口。
しかし、5分待っても10分待っても、一向に通知音が鳴る気配はありません。
彼女は普段からスマホを肌身離さず持っているタイプ。
既読がつくのが早かったということは、確実に画面を開いて私のメッセージを読んだはずです。
「後でゆっくり返そうと思って、一旦閉じているのかな」
そう自分に言い聞かせてみるものの、胸の奥には小さなモヤモヤが広がり始めます。
仕事の連絡が入ったのかもしれない。電車に乗り込むタイミングだったのかもしれない。相手の状況を好意的に想像しては、スマホの黒い画面を何度も見つめ直す自分。
気づけば、送信から1時間が経過していました。
さすがに心配になり、ふとSNSのアプリを開いた瞬間。
私の思考は完全に停止することになります。
「忙しかった」という魔法の言葉の正体
『見つけたばかりのおしゃれなカフェでまったり中!ケーキ美味しすぎる』
タイムラインの一番上。そこには、たった今更新されたばかりの彼女の投稿が輝いていました。
美しいラテアートが施されたカフェラテと、色鮮やかなフルーツケーキ。写真の構図にもこだわりを感じる、完璧な一枚。
「…いや、絶対に返信できる状況ですよね?」
思わず低い声で独り言が漏れました。
メッセージに「うん!」と一言返す数秒はなくても、写真を何枚も撮って加工し、気の利いた文章を打ち込んでSNSにアップする時間はある。
その明白な事実が、じわじわと心をえぐってきます。
たまらず「SNS見たよ。カフェ満喫してるみたいだね」とメッセージを送ると、今度はわずか1分で返信が。
「ごめんごめん!ちょっとバタバタしてて忙しかったの!」
バタバタとは、一体何なのでしょうか。
優雅にカフェラテを召し上がる時間は、しっかりと確保されていらっしゃったようで。
込み上げてくるのは怒りというよりも、すーっと波が引いていくような深い呆れ。
ただの既読無視なら、「忘れてたんだな」で済む話。
しかし、「既読+SNS更新」という最悪のコンボは、相手の中での私の優先順位が恐ろしく低いことを容赦なく突きつけてくるのです。
すっかり冷めきった自分のコーヒーを飲み干し、私はそっと彼女のSNSのフォローを外しました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています。
ほかの小説も読む
CHARACTERS
登場人物から探す
THEME
テーマ・シチュエーションから探す
ENDING
結末から探す
最も人気の短編小説
もっと見る >スカッとする短編小説
もっと見る >モヤモヤ短編小説
もっと見る >ゾッとする短編小説
もっと見る >LINEの短編小説
もっと見る >実体験をもとにした短編小説
もっと見る >恋愛トラブル
もっと見る >ハラスメント
もっと見る >金銭トラブル
もっと見る >浮気・不倫
もっと見る >迷惑
もっと見る >仕事のトラブル
もっと見る >非常識
もっと見る >LINE誤爆
もっと見る >思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」
その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事

