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「使い心地どう?」彼が誕生日にくれた保湿器。だが、保湿器の商品情報を調べたら、最悪な事実が判明

包みを開けた瞬間の違和感
付き合って半年ほどの彼が、誕生日に渡してきたのは小型の保湿器だった。
ちょっと地味かなとは思ったけれど、プレゼント自体に文句を言う気はなかった。
でも、受け取った瞬間から何かひっかかった。包装紙がよれている。折り目がぞろっとしていて、セロテープが何か所も貼り直されたような跡がある。
お店で包んでもらったものではなく、本人が自分で巻いた感じがする。
包装紙のデザインもどこか古くさく、「これどこで買ったんだろう」とは思ったが、そのときは笑顔で受け取った。
「気持ちを込めて自分で包んだのかも」と最初は思った。
でもなんとなく釈然とせず、その夜、何気なくスマホで品番を調べてみた。箱に書かれた型番を入れると、すぐに結果が出た。
それが、数年前に製造販売が終了しているモデルだとわかった。
店頭では手に入らない品だ。中古品として売られていた時期もあったようで、当時の価格は数百円台の記録も残っていた。
頭の中が静かになった瞬間だった。中古ショップで買ったのだ、と直感した。
包装の不自然さとも一致した。自分でラッピングしたのは、そのほうが都合がよかったからなのだろう。誕生日プレゼントとして渡す気まずさを、包み直すことで薄めたかったのかもしれない。
「使い心地どう?」と聞いてきた日
数日後、彼からメッセージが届いた。
「使い心地どう?」
そのひと言を読んだ瞬間、こちらの気持ちはほぼ決まっていた。
保湿器に罪はない。
でも、誕生日に何を渡すかで、相手への向き合い方が見える気がした。
そして、これまでなんとなく感じてきた小さな違和感がいくつも頭に浮かんだ。
費用の話ばかりするデート、こちらの話を最後まで聞かない習慣、都合のいいときだけ連絡してくる感じ。
その日のうちに電話した。
深呼吸して、まず一番引っかかっていたことを切り出した。
「中古ショップで買ったでしょ」
受話器の向こうで、彼が一瞬黙ったのがわかった。
それから、それまでため込んでいた不満を一つひとつ落ち着いて伝えた。
デートのたびに割り勘をめぐる話が出ること、こちらの話を途中で遮ること、連絡が自分の都合だけで来ること。言い始めると止まらなかった。彼は途中から口数が減り、最後は黙ってしまった。
通話を終えて、驚くほどすっきりした。
プレゼントが背中を押してくれてよかった、とさえ思った。保湿器はその後も部屋の棚にしばらく置かれていたが、それを見るたびに「あのとき言えてよかった」と思えた。言えなかったことをようやく言えた気がした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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