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「一人暮らし困ってないか?」今まで関係が希薄だった兄からのメッセージ。だが、兄の心配の裏に隠れた企みにブチギレた
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一人暮らしを心配する兄
この春から念願の社会人となり、一人暮らしを始めました。
慣れない仕事と家事の両立に疲れ果てていたある日の夜、スマホが鳴りました。
画面を見ると、実家にいる兄からのメッセージでした。
「一人暮らし、困ってないか?」
昔から口数が少なく、お互いに干渉することなく育ってきたため、兄とはほとんど連絡を取ったことがありませんでした。
そんな兄からの突然の気遣いに、私は驚きつつもホロリと涙が出そうになりました。
離れて暮らしてみて、初めて家族の絆というものを実感したような気がしたのです。
「ちょっと疲れてるけど、大丈夫だよ。ありがとう」
そう返信すると、今週末にご飯でもご馳走するから出ておいで、と誘われました。
社会人になって優しいお兄ちゃんになってくれたんだと嬉しくなり、私は二つ返事で約束をしました。
週末、待ち合わせのレストランで再会した兄は、最初こそ私の仕事ぶりや生活について優しく聞いてくれました。
しかし、食事が進むにつれて、話題がだんだんとお金のことへと変わっていったのです。
「そういえば、来週は初めての給料日だな。初任給って結構もらえるんだろ?」
最初はただの世間話だと思っていましたが、兄の目はなぜかギラギラしていました。
そして、信じられない言葉を口にしたのです。
兄の本性
「実はさ、少しお金が必要で。お前の初任給で、ちょっと貸してくれないかな?」
一瞬、耳を疑いました。
詳しく問い詰めると、兄は自分の趣味にお金を使いすぎてしまい、クレジットカードの支払いが滞っているとのことでした。
つまり、あの優しいメッセージも、ご飯の誘いも、すべて私の「初任給」を当てにしただけの計画だったのです。
感動して損しました。
妹の門出を祝うどころか、汗水垂らして稼いだ初めてのお給料を自分の借金返済に充てようとするなんて、あまりにも身勝手すぎます。
「ふざけないで!誰が貸すもんですか!」
私は怒りで声が震えました。
自分の食事代だけをテーブルに叩きつけ、呆然とする兄を置いて店を飛び出しました。
優しいお兄ちゃんなど、最初からいなかったのです。
その後、兄からの連絡はすべて着信拒否にしています。
初めての初任給は、自分へのご褒美と、ずっと見守ってくれている両親へのプレゼントだけに使いました。
あの時、きっぱりと断って本当に良かったです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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