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「具合が悪いって全部嘘だから!」推し活のために私へ残業を丸投げした同僚。その会話を立ち聞きした私が下した鉄槌

「うわあ、今日のタスク、定時じゃ絶対終わらない……」
デスクに山と積まれた書類を眺め、私はこっそりと息を吐き出しました。同僚と一緒に担当している案件は、終業時刻が近づいても完了する見通しが立ちません。疲労感がピークに達しようとしていたその時、同僚が申し訳なさそうな表情を作ってすり寄ってきました。
「ごめんなさい、急に具合が悪くなってきちゃって……」
苦しそうな彼女の演技に、私は完全に騙されてしまいました。「無理しないで!あとの作業は私が巻き取るから、今日はもう休んで!」と気遣い、彼女がやるべきタスクまで抱え込むことになったのです。結果的にその日は、深夜のオフィスに一人残り、黙々とキーボードを叩き続ける羽目になりました。
親切心を裏切る、休憩室での衝撃的な会話
明けて翌日の朝、出社した同僚は「一晩寝たらすっかり元気になりました!」と、昨日の不調が嘘のように明るいテンション。多少の引っかかりは覚えたものの、体調が戻ったのなら結果オーライだと自分に言い聞かせていました。
しかし、お昼休みに事態は急変します。私が休憩室のそばを歩いていた時のこと、中から同僚の楽しげな笑い声が漏れ聞こえてきたのです。
「昨日ね、絶対に行かなきゃいけない推しのライブがあったの!あんな泥沼の状況で残業なんてやってられないでしょ?だから具合が悪いってごまかしちゃった、全部嘘だから!」
得意げに話すその内容に、私は思わずその場に立ち尽くしました。彼女の体調を案じて仕事を引き受けた私の親切心は、単なる「都合のいい逃げ道」として使われただけだったのです。ふつふつと湧き上がる静かな怒りを感じながら、私はある行動を起こすことを決めました。
嘘をついた代償は高くつく。満面の笑みで放った反撃の一言
私は大きく深呼吸をして、ゆっくりと休憩室の扉を開け放ちました。室内には例の同僚と、彼女の武勇伝を聞かされて愛想笑いを浮かべる別の社員たちがいます。
「へえー、昨日のライブ、そんなに楽しかったんだね?」
私がとびっきりの笑顔で話しかけると、同僚はビクッと体を震わせました。振り返った彼女の表情からは、一瞬でサーッと血の気が引いています。
「あ、いや、えっと……これはその、ちがくて……」
「私も一度くらいはライブって行ってみたいな。あ、そうそう!私が昨日残業した分のお返しとして、今日の複雑なデータ集計は全部お願いしていいよね?すっかり元気になったみたいだし、もちろん余裕だよね!」
有無を言わせぬ圧を込めた私の言葉に、同僚は引きつった作り笑いを浮かべて何度も首を縦に振るしかありませんでした。周りの社員たちも、「自業自得だ」と冷ややかに彼女を見つめています。
自分の欲求のために嘘をついたツケは、きっちり労働で返してもらう。膨大な量のファイルを同僚の机にドサッと置き、私は晴れやかな気分で午後の業務に戻りました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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