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「どこで誰と会ってるのか、全部知りたい」私の友人に片端から電話した友人→理由に思わず絶句

夜中まで続いた彼氏の相談
一つ年上のその知人は、出会った時から距離の詰め方が妙に早かった。
初対面でいきなり下の名前で呼んでくる。最初は、その馴れ馴れしさが少し苦手だった。それでも何度か顔を合わせるうちに、いつの間にか友達と呼べる間柄になっていた。
ある晩、彼女は付き合っている彼氏の悩みを、車の中で夜中まで打ち明けてきた。
ハンドルに突っ伏して、今にも泣き出しそうな声だった。よほど思い詰めているのだと思い、私は真剣に耳を傾けた。
「彼、最近わたしに予定を教えてくれないの」
「どこで誰と会ってるのか、全部知りたい」
ずいぶん心配性なのだなと、その時はまだ同情していた。話は明け方近くまで続き、私はぐったりしながらも、力になれればと思っていた。
ところが数日後、しばらく会っていなかった友人から、突然電話がかかってきた。
「あの人、どういう子なの?」
声が硬い。話を聞くと、彼女は私の名前を出しては、私の友人たちに片端から連絡を取っていたという。
「彼とどういう関係なの」
そう迫って彼氏の交友関係を探ろうとし、私の友人が働く店にまで押しかけていたらしい。
相談に乗っていたはずの私は、いつの間にか情報集めの道具にされていたのだ。
一斉に離れていった人たち
驚いて何人かに確かめると、被害はひとりやふたりではなかった。
「私のところにも来たよ。正直、気味が悪くて」
別の友人もそう漏らし、眉をひそめた。
私を口実に使われた形で、申し訳なさが込み上げる。私はひとりずつ電話をかけ、迷惑をかけたことを詫びて回った。
「もう、あの人とは関わりたくない」
そんな声が、あちこちから上がった。
後日、彼女を交えて数人で会う機会があった。誰もが気まずさを抱えるなか、ひとりが穏やかに、しかしはっきりと切り出した。
「うちにまで電話してきたの、あなただよね」
彼女の顔から、みるみる血の気が引いていった。
「それは、その、心配だっただけで…」
言い訳を並べようとして、途中で声が途切れる。その場の誰もが黙って自分を見ていると気づくと、彼女は目を伏せて口をつぐんだ。
「人の交友関係を、勝手に嗅ぎ回るのはやめて」
私がそう告げても、返ってくる言葉はもうなかった。周りにいた友人たちも、静かにうなずいている。
彼女はうつむいたまま、逃げるように席を立った。それきり、彼女から連絡が来ることはなくなった。
彼氏を縛りつけようと私たちを巻き込んだ人は、気づけば自分の周りから、ひとり残らず人を失っていた。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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