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「5000円もらっちゃった」職場のルールを破ったのにも関わらず笑顔で話す上司。だが、顛末書に書かれていた違和感に気づいた瞬間

「5000円もらっちゃった」職場のルールを破ったのにも関わらず笑顔で話す上司。だが、顛末書に書かれていた違和感に気づいた瞬間

上司の一言に耳を疑った日

職場で会社のルールをしっかり守っているつもりでいた。

でも、ある日の休憩室での会話が、そのつもりを音を立てて崩した。

直属の上司が、同僚に話しかけていた。

「5000円もらっちゃった」

笑いながらそう言った声は、周囲の雑談をかき消すには十分な明るさだった。

お客さまから現金を受け取っていた。

しかも、隠す気配がまるでない。

会社には、金品の授受があった場合は必ず報告するよう、明確な通達が出ていた。

社内文書にも書いてあったし、入社時の研修でも念押しされた内容だ。

それを知りながら、上司は笑って話していた。

さすがにこれはまずい、と思った。

自分が見て見ぬふりをすれば、共犯みたいな気持ちになりそうだった。

悩んだ末、人事部にこっそり報告することにした。誰に話したかが上司に伝わるのが怖くて、言葉を選んで伝えた。

人事に話しながら、少しだけ緊張がほぐれた気がした。

「通達通りに動いた」という確かな感覚が、背中を押してくれていたからだと思う。

報告内容を丁寧に伝え、窓口の担当者がメモを取る様子を見て、これで動いてもらえると信じた。

報告した結果に残ったモヤモヤ

しばらくして、会社から動きがあった。該当店舗に対して、金品の授受がある場合は速やかに報告するようにとの通達が再度出た。

そして上司は顛末書を書かされることになったと、後から耳に入ってきた。

それ自体はよかった。会社がきちんと動いてくれたと感じた。

だが、後日その顛末書の内容を知る機会があって、胸のなかに何かがつっかえた。

金額の記載は500円になっていた。誰が受け取ったのかという記名もなかった。

5000円が500円になっていた。

受け取った本人の名前もなかった。顛末書の体を保ちながら、肝心な部分がすっぽり抜け落ちていた。

報告して正解だったとは思う。

会社が何らかの対応をしたのも事実だ。

でも、あの文書が最終的な記録として残るのかと思うと、どうにもすっきりしない。

「ちゃんと報告されたのかな」という疑問が、今もじわじわ残っている。

通達を信じて動いた自分のことは後悔していない。

でも、正直に報告した中身が書類のどこかで薄められていくなら、次も同じように動けるかどうか、正直わからなくなってくる。

そういうモヤモヤが、じわりと尾を引いている。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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