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「浮気じゃねえだろ、文句言うな」推し活にハマって、子どもの学校行事にすら来なかった夫。だが、離婚届を出した結果

夫の「推し活」が家庭を侵食した日々
結婚して十数年が経った頃、夫が地方の小さなライブハウスを中心に活動するインディーズアーティストに夢中になった。
最初は「趣味ができてよかった」と思っていたのに、半年もしないうちに様子がおかしくなっていった。
遠征の回数が増え、ライブのない週末でも「グッズ整理」「配信視聴」と言って一人部屋にこもる。
子どもの参観日に「その日は先行抽選があるから」と言い出したときは、さすがに言葉に詰まった。
夫は何も悪びれていなかった。
「ライブに行ってくる」
その一言だけを残して出かける背中を、何度見送っただろう。
家事も子どもの送り迎えも、週末のまとめ買いも、気づけばすべて私が担うのが当然になっていた。
3泊4日の遠征が、限界を超えさせた
決定的だったのは、そのアーティストの出身地を巡るファンツアーだった。
子どもの学校行事と日程がかぶっていると伝えたのに、夫は「一生に一度の機会だから」と言って予定を変えなかった。
3泊4日で遠方へ旅立っていった。
留守の間、子どもに「お父さんは?」と聞かれたとき、どう答えればいいか迷った。
行事が終わって帰り道、子どもがぽつりとこぼした。
「お父さん、また行ったの?」
聞き方がもう、諦めていた。驚くでもなく、怒るでもなく、ただ事実を確認するような声だった。
その淡々とした口調が、私には一番こたえた。子どもはとっくに気づいていたのだ。この家の優先順位が、どこにあるかを。
夫が帰宅した夜、冷静に話し合いを求めた。
返ってきた言葉に、私は耳を疑った。
「浮気じゃねえだろ、文句言うな」
自分が家庭を顧みていないという認識すら、まるでないようだった。その夜、私は決めた。
離婚届を出した朝に気づいたこと
離婚の手続きは、拍子抜けするほど静かに終わった。子どもも反対しなかった。
後日、「正直ほっとしてる」とぼそっと言ってくれた。
その言葉を聞いたとき、子どもが長い間ずっと気を張りながら過ごしていたのだとわかって、申し訳なかった。
離婚届を出した帰り道、空がやけに明るかった。
頭の中からイライラの材料がひとつ残らず消えていて、何だか不思議な感じがした。
誰かの帰りを待つ緊張も、言い訳を聞かされる消耗も、すべてなくなっていた。
罰として離婚を決めたつもりだったのに、一番楽になったのは私だった。
あれが解放だったのだと、今ならはっきりわかる。夫への怒りでも、後悔でもない。ただ静かな、清々しさだった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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