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「なぜ独身なんですか?」マッチングアプリで知り合った男に聞いてみた。だが、瞬時にブロックされたワケ

完璧すぎる相手との出会い
婚活アプリで見知らぬ男性から「いいね」をもらったとき、あまり期待はしないようにしていた。
何度もやり取りが途中で消えていく経験を重ねてきたから。プロフィールを確認すると、同世代でまじめな印象の男性。
自己紹介文も丁寧に書かれていて、「ここまでちゃんとした人は珍しいな」と感じながら、返事を送った。
最初から会話のテンポが合った。共通の話題が次々と出てきて、質問には必ず丁寧な返事が来る。
どのメッセージにも私の言葉への反応があって、「ちゃんと読んでくれている」という実感があった。
趣味の話になったとき、「話していたら1時間あっという間でした」と相手が書いてきた。私も同じ気持ちだった。
一日に数回メッセージが届き、週をまたいでも途切れることがなかった。「この人はきちんと向き合ってくれる」。
そんな確信が少しずつ育っていった。次のメッセージを楽しみにしながら眠れる夜が続いた。
一言でかき消えた安心感
一週間が経ったとき、私はごく自然な気持ちで質問を送った。
会話の流れの中で、ふと思ったことを言葉にしただけだった。
これほど人当たりがよく、会話も上手な人がどうして独身のままなのか、純粋に不思議だったのだ。
「お人柄もご趣味もこんなに活発なのに、なぜ独身なんですか?今まで結婚願望はなかったんでしょうか」
その問いかけを送信した直後のことだ。「既読」の表示が出たと思ったら、画面がぱっと切り替わった。
メッセージがすべて消えた。確認しようとしてもページが開かない。ブロックされていた。
最初は端末の不具合かと思い、アプリを再起動した。
それでも変わらなかった。
一週間かけて積み上げてきたやり取りが、まるごと消えていた。
呆然としながら画面を見つめていると、ゆっくりと不安が広がってきた。
返信に詰まる質問、返事しにくい内容だったのかもしれない。
でも、そういうなら無視するとか、「少し考えさせてください」と言うこともできたはずだ。なぜ即座に、あれほど完全に遮断したのか。
「触れてほしくない何かがあったのかもしれない」
婚活アプリを使っていると、実際に会うまでにわかることには限りがある。
既婚のまま使っている人がいる。離婚歴や子どもを隠している人もいる。
頭ではわかっていた。でも、これほど自然にやり取りができた相手が、一つの質問を境に消えた事実は重かった。
あの一週間の丁寧なメッセージは、何だったのだろう。隠していたことがあったとして、それは何だったのか。
考え始めると止まらなかった。知る方法はなく、知ることができないまま、背筋が冷えていく感覚だけが長く残った。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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