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「もう家の前に着いてるから開けなさい!」寝込む私に突撃してきた義母。押し付けられた不要品と、夫のスカッとする一言

ひどい片頭痛に加えて、胃袋が裏返りそうなほどのつわり。休日の午後、私はただベッドで丸まって痛みが過ぎ去るのを待っていました。
そこへ、枕元に置いたスマホが震え出します。画面には義母の名前。まともに起き上がれる状態ではないため、対応は不可能です。
そのまま目を閉じてやり過ごそうとしましたが、着信は一向に止まりません。執拗なバイブレーションとともに、メッセージの通知も次々と入ってきました。
薄れゆく意識で画面を覗くと、「家にいるの?」「渡したいものがあるから顔を出して」という文字が並んでいました。返信を打つ気力もなく、ひとまず未読のまま放置することにしました。
鳴り続けるスマホと、体調不良を無視する義母
それでも、義母の連絡攻撃は止まることを知りません。ひたすら鳴り続ける着信音に20分ほど耐えたものの、頭痛がますますひどくなりそうだったので、諦めて「つわりがひどくて寝込んでいます」とだけ返信しました。
これで引き下がってくれるだろうという期待は、数秒後に打ち砕かれました。メッセージを送った直後、再び着信画面が光り出したのです。
「もう家の前に着いてるから開けなさい!」
電話の向こうから聞こえてきたのは、こちらの体調など一切気遣う様子のない大きな声でした。「具合はどう?」という配慮は微塵もありません。
これ以上放っておけば、勝手に鍵を開けて入ってくるかもしれない。私は鉛のように重い体を引きずり、なんとか玄関の扉を開けました。
迷惑すぎる贈り物と、夫の痛烈なカウンター
「あら、遅かったわね。はいこれ、使ってちょうだい!」
満面の笑みで差し出された紙袋。中を確認すると、そこには信じられないほど趣味の悪い、手編みのアームウォーマーが入っていました。しかも、よく見ると毛玉がびっしりとついています。
こんな不用品を押し付けるために、わざわざ体調不良の嫁を玄関まで引っ張り出したの?あまりの理不尽さに目眩を覚えた、まさにその瞬間でした。
「母さん、いったい何やってるんだ!」
その声は、私の具合を案じて半休を取り、急いで帰宅してくれた夫のものでした。目を丸くする義母から紙袋をひったくると、夫は険しい表情で言い放ちます。
「俺が『妻は寝込んでいるから絶対に行くな』って念押ししただろ!だいたいこれ、母さんが昔使ってたお古じゃないか!具合の悪い人間にゴミを渡しに来たのか!」
夫の怒りに満ちた正論を浴び、義母の顔はみるみるうちに真っ赤になりました。「たまたま近くに用事があったから……」と苦し紛れの言い訳を呟きながら、そそくさとその場から逃げ帰っていきました。
「しんどかったな、もう休んでいいよ」と私を抱きとめてくれる夫。迷惑なアームウォーマーはそのままゴミ箱へ放り込まれ、私のモヤモヤは嘘のようにすっきりと晴れ渡ったのでした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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