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「集まる意味あるのかな」毎年、大晦日や正月に夫の実家に帰省。だが、夫の態度に思わずため息が出た

「今年もそろそろ、年末年始の買い出しリスト作っておいてよ」
「……やっぱり今年も、大晦日とお正月の両方とも行くつもり?」
夫の言葉に、私の心は一気に冷え込みました。毎年やってくる、憂鬱すぎる年末年始。行き先は、夫の父の実家です。
主を失った家に集まる意味とは
「当たり前だろ。親戚みんな集まる昔からの決まりなんだから」
「でも、もう誰も住んでいないじゃない。わざわざ空き家に集まる意味あるのかな……」
以前は、その家に夫の祖父が暮らしていました。
当時は「おじいちゃんが楽しみに待っているから」と、年末年始に二日連続で通う負担にも、なんとか自分を納得させていたのです。
しかし、その祖父もすでに他界。現在、家は完全に主を失った空き家。
「一日だけならまだしも、どうして二日も連続で、しかも誰もいない家に行かなくちゃいけないの?」
どうしても理不尽さに耐えきれず、思わず声が大きくなってしまいます。
「仕方ないだろ。俺が行かないって言ったら、角が立つ。ちょっと我慢してくれよ」
夫は面倒くさそうにスマホをいじりながら、こちらの顔も見ずにそう答えるだけ。話し合いにすらなりません。
冷え切った家で待つ過酷な労働
「行くって言っても、ただ座っていればいいわけじゃないのよ。家に着いたらまず溜まった埃の掃除からスタート。使う食器だって、いちいち全部洗い直さなきゃいけないんだから」
暖房も効いていない冷え切ったキッチン。そこでの終わりなき家事。
想像するだけで、全身からどっと疲労感が押し寄せてきます。
「俺も掃除くらいは手伝うからさ。な?頼むよ」
口では調子の良いことを言う夫。
しかし、親戚が集まればお酒を飲んで宴会が始まり、結局手伝ってくれた試しなど一度もありません。すべて私の肩に重くのしかかってくるのです。
「……はぁ。本当に、正月休みなんてありゃしない」
ポツリとこぼした不満は、虚しく宙に消えていくだけ。世間がのんびりと特番を見てくつろぐお正月。
私にとっては、埃まみれの家を掃除し、冷たい水でひたすら大量の食器を洗うだけの過酷な労働の二日間。
カレンダーの連休を示す赤い数字を眺めながら、私は今年何度目かわからない深いため息をつきました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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