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「嘘…ずっと私の行動を監視してたの?」別れたはずの彼と何度も鉢合わせ…「運命」の裏に隠された背筋が凍る真実

彼との関係に終止符を打ってから数週間。ようやく一人の生活のペースが掴めてきた頃の出来事です。
休日に何気なく立ち寄った駅前の書店で、「奇遇だね、こんなところで会うなんて」と不意に声をかけられました。ハッとして振り返ると、そこには先日別れたばかりの元カレが立っていたのです。
「あ…うん。久しぶりだね」
「元気そうじゃん。今日は探し物?」
当たり障りのない短い会話でその場をやり過ごしましたが、心の中にはモヤモヤとした気まずさが残りました。とはいえ、お互い同じエリアに住んでいるのだから、一度くらいの遭遇は不自然ではない。その時はまだ、そう自分に言い聞かせていました。
重なる「偶然」、拭えぬ違和感
しかし、不気味なほどの「偶然」はその後も続発します。友人と買い物を楽しんだショッピングモールや、仕事帰りに寄った日用品のスーパー。なぜか私の行く先々に彼の姿があるのです。
そして決定的な出来事が起きたのは、電車で数駅離れた場所にある、初めて訪れた隠れ家的なカフェでのことでした。
「えっ!嘘でしょ?僕もここのスイーツが気になっててさ」
驚いたような表情を作って親しげに笑いかけてくる彼を見て、私の背筋に冷や汗が伝いました。(いくらなんでも、これはおかしい…)
生活圏内ならまだしも、誰にも告げずに思いつきで足を運んだこの店で鉢合わせるなんて、確率的にもあり得ません。
「ご、ごめん、急用を思い出しちゃって。もう行かなきゃ」
私は引きつった笑顔で言葉を濁し、逃げるようにカフェから飛び出しました。背中に突き刺さる彼の視線が、異様にまとわりつくように感じられて不気味でした。
点と点が繋がった瞬間、恐怖に震える
家に逃げ帰った後も動悸が治まらず、ふとある疑念が頭をよぎってスマートフォンを取り出しました。
(まさか、あれが繋がったままじゃ…)
震える手で設定画面を開き、特定の設定項目を見た瞬間、全身の血の気が引いていくのが分かりました。交際中に互いの現在地を把握するために使っていた「位置情報の共有機能」。
別れ話の修羅場で頭がいっぱいですっかり失念していましたが、なんと私のスマホからの共有設定は『オン』のまま放置されていたのです。
恐る恐るアプリのアクセス履歴を確認し、私は息を呑みました。彼と鉢合わせた日時の記録を照らし合わせると、私が移動した直後に彼が同じ目的地へ向かってきた軌跡がはっきりと残っています。あのカフェの時も、私が到着したわずかな時間差で彼が付近に現れた記録がありました。
「嘘…ずっと私の行動を監視してたの?」
誰にともなく呟いた声はひどく震えていました。運命でも偶然でもない。彼は私の居場所をリアルタイムで覗き見して、わざと先回りしたり後をつけたりして、ストーキングしていたのです。
パニックになりながらも即座に共有をオフにしました。あの「奇遇だね」と笑っていた顔の裏側で、私の現在地を虎視眈々と監視していた事実を思い出すと、今でも恐怖で鳥肌が立ちます。
恋人と別れる時は、スマホの共有設定を真っ先に解除する。これは私の人生で得た、最も恐ろしい教訓です。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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