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「お届けです!」深夜2時に始まった引越し。だが、管理会社の対応に苛立ちを覚えたワケ

お届けです深夜2時に始まった引越しだが管理会社の対応に苛立ちを覚えたワケ

深夜2時から始まる足音と出入り

住んで5年になる賃貸マンション、私の真上の部屋に新しい借主が入ったのは去年の春先のことだ。

最初の数日は静かだった。違和感を覚えたのは1週間ほど経った深夜のこと。

インターホンが鳴る音が天井越しに響いて、男の声がはっきり聞こえた。

「お届けです!」

時計を見ると午前2時。

続けて段ボールを引きずる音、台車のキャスター音、笑い声混じりの男性数名の話し声。

寝室の真上で15分ほど物音が続いて、玄関の開閉音とともに静かになった。

翌日も同じ時間に同じ呼びかけ、同じ搬入音。週3回、必ず深夜帯に繰り返された。

出勤前の朝6時に起きるのが日課の私にとって、午前2時の物音で目を覚ますのは死活問題だった。

耳栓も防音テープも試したが、振動として伝わる足音は遮りようがなかった。

居住目的の借主が深夜にあれだけの物資を受け取る理由は思いつかない。

出入りする人数も日によって違う。住んでいる気配がなく、明らかに居住以外の用途で使われていた。

エントランスのオートロック越しに見える業者風の男たちは、毎回違う顔で台車を押していった。

後で薄々わかったのは、上階の部屋を夜の飲食店の事務所兼倉庫として借り上げていた違反男の仕業だったということだ。

マンションの裏口でタバコを吸う見知らぬ男たちの姿も増えた。

管理会社が365日動かなかった結末

「先方には繰り返しご注意申し上げております」

管理会社にはこの半年で十回以上連絡を入れた。返事はいつも同じ定型文。深夜の物音の録音データをメールに添付しても、出入りの時刻表を送っても、対応の文面は一行も変わらなかった。改善された日が一度もない。

規約違反の事実が動かない以上、契約解除の通告くらいできるはずだと食い下がっても、担当者は「契約者ご本人と協議中です」を繰り返すばかり。

協議は一年経っても終わらない。私の睡眠は週3日削られ続けたまま、半年が過ぎ、365日が過ぎた。

同じフロアの住人が連名で苦情を出した時期もあったが、回答は同じ定型文だった。

管理会社の窓口担当者は途中で二度交代したが、引き継ぎのスタンスは引き継がれなかった。

違反借主に直接抗議する勇気はなかった。管理会社という間に入る組織が機能しないと、こちらにはもう打つ手が残らない。

引っ越しの見積もりを取り始めたところで、ふと天井から段ボールを引きずる音が聞こえた。

今夜も深夜便が来ている。被害者である私の方が部屋を明け渡し、違反借主が居座り続ける。

この構図にどれだけ抗議しても、管理会社の口からは「ご理解ください」しか出てこなかった。

今は会社が潰れたのか、撤退したのかはわからないが、部屋には誰もいない。

それでも、あの対応には納得できなかった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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