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「謝っても遅い」逆ギレした彼女に証拠を突きつけた瞬間→土下座で豹変した姿に一気に冷めた時の決断

スマホの通知が教えてくれたこと
付き合って1年半になる彼女の様子が、ここ数週間でおかしくなっていた。
夕食の約束を急にキャンセルしたり、返信が以前より格段に遅くなったり。聞いても「仕事が忙しいだけ」の一点張りで、当時の自分はそれを信じようとしていた。
二人でいるときも、スマートフォンをやけに気にする場面が増えた。画面を伏せたまま置くことが以前はなかったのに、いつの間にかそれが当たり前になっていた。問い詰めるのも違うと自分に言い聞かせていた。
転機は、ある夜に訪れた。彼女がソファでうとうとしているとき、テーブルに置いたままのスマートフォンに立て続けに通知が届いた。
画面に表示された男の名前と、短いメッセージの冒頭。
一瞬で状況を理解した。動悸がおさまらないまま、翌日彼女が帰る前に写真を撮った。
翌週末、向き合って話す機会を作った。慎重に、しかし直接的に切り出した。
「他に誰か男いるの?」
するとすぐに彼女の表情が険しくなった。
「なにそれ、疑われてるってこと?ひどい」
逆ギレだった。被害者のように声を荒げ、「信頼関係がないなら付き合えない」とまで言い放つ。まるでこちらが責められるような空気になった。しかし自分には証拠があった。
証拠を出した瞬間、すべてが変わった
静かにスマートフォンを取り出し、写真を彼女の前に差し出した。言葉は一言も添えなかった。
彼女は画面を見た瞬間、固まった。数秒の沈黙のあと、今度は目に涙をためて「ごめんなさい」と絞り出した。最初は小声だったのが、やがて声をあげて泣き始め、気がつけば畳の上に額をつけて土下座していた。
「謝っても遅い」
自然と口から出た言葉だった。怒鳴るつもりはなかったし、怒鳴る必要もなかった。証拠が全部語ってくれたから。
それまで強気だった人間が、これほど一瞬で崩れるものなのか。見ていて怖かった。スカッとした気持ちは確かにあったが、それ以上に、この人のことを何も知らなかったのだという感覚が胸を埋めた。
別れを告げたのはそれからすぐのことだ。
彼女はまだ何か言おうとしていたが、自分はすでに立ち上がっていた。「やり直したい」という声が聞こえた。
でも、あの逆ギレと土下座を続けて目撃した後では、その言葉を受け取る気持ちにはなれなかった。引き留める声を背中で聞きながら部屋を出た。外の空気が冷たかったのを覚えている。
後悔はなかった。あの逆ギレと土下座の落差を思い出すたび、離れて正解だったと改めて思う。ただ、心のどこかにはまだ微かな寒気が残っている。あの豹変の速さが、今も脳裏に焼きついているのだ。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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