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「あの案件は自分が主導したんですよ」ほとんど関わっていない先輩が上司に放った報告→評価が下がった私の中に残る感情

担当業務の手柄をさらった、隣の島の先輩
四半期末の評価面談を控えた、月曜日の朝。
休憩室で給湯ポットの前に並んでいると、隣の島の先輩が部長と立ち話をしていました。
「あの案件は自分が主導したんですよ」
耳に入ってきた言葉に、私はコップを取る手を止めました。
その案件は、ここ3か月、私が一人で動かしてきた業務です。資料の作成も、関係部署との日程調整も、見積もりの突き合わせも、すべて私の手元で進めてきました。
先輩がそのプロジェクトに関わっていたのは、最初のキックオフで2回ほど顔を出した程度。途中の進捗会議には一度も出ていません。
それなのに、上司の前では「主導した」になっている。
(何言ってるの…訂正したい)
そう思った瞬間、ちょうど次の打ち合わせの開始時間が迫っていました。私はその日も別案件の納期に追われていて、給湯室で立ち止まってまで先輩に詰め寄る余裕はありません。
結局、口を開けないまま、私はそのまま自分のデスクに戻りました。
少し下がった評価と、心の奥に残った冷たさ
翌月、半期の評価が手元に届きました。
事前の手応えからすると、ほんの一段だけ低い評価。
差は小さくても、そこに至った文脈は、嫌でも想像がつきます。
(あの一言で、こうなったのか)
その日から、私は次のプロジェクトの進め方を静かに変えました。
毎週金曜日の夕方、その週の対応事項を一覧にまとめて、上司と関係者全員にメールで共有する。会議で決まったことは、議事録に自分の名前で記録を残し、次回までのタスクは担当者を明記して再送する。
地味な作業ですが、誰が何をやったかが、文字としてきちんと積み上がっていきます。
その甲斐あってか、次の半期の評価面談では、上司から手応えのある言葉をもらえました。
「進めてくれている分、ちゃんと見えているよ」
救われた、と思いました。
けれど、心のどこかにはまだ、あの月曜日の給湯室の冷たさが残っています。
記録を残せば守れるけれど、記録の届かない場所では、ひと言で評価がひっくり返ることもある。
そう気づいてしまった以上、もう、無防備な働き方には戻れない気がしました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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