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「あそこのお宅、家計が火の車らしいわよ」とデマを流すママ友。だが、ランチ会でママ友を追求すると

寝耳に水の悪質なデマ
「ちょっと言いにくいんだけど、怒らないで聞いてね……」
ある日の昼下がり、親しくしているママ友から思いがけない報告を受けました。
「別のママ友が、『あそこのお宅、家計が火の車らしいわよ』って周りに吹聴しているみたいなの」
まったく身に覚えのないデマに、私は一瞬言葉を失いました。我が家の家計はごく普通に回っており、経済的に困窮している事実など一切ありません。
「どうしてそんなデタラメを……」
驚きはすぐに強い怒りへと変わりました。しかし、ここで黙認すれば、その嘘が事実として定着してしまう恐れがあります。
やられっぱなしで終わらせるわけにはいかない。私は心の中で静かに闘志を燃やしました。
笑顔の直接対決と痛快なラスト
決行の日は、数日後に予定されていたママ友ランチ会です。
楽しく食事とおしゃべりが進む中、私は噂の出処であるママ友を真っ直ぐに見据え、満面の笑みを浮かべて口を開きました。
「そういえば、うちの経済状況のこと、えらく心配してくれているみたいじゃない。気にかけてくれてありがとう!」
その瞬間、その場を包んでいた和やかな空気が凍りつきました。
「えっ……? な、なんのことかしら?」
不意打ちを食らった彼女の顔面は、みるみるうちに蒼白になっていきます。私は彼女から目を逸らさず、さらに畳み掛けました。
「うちがお金に困ってるって、いろんなところで話して回ってるんでしょう? それって一体どういう根拠があるのか、詳しく聞きたくて」
感情を荒立てることは一切せず、あくまで朗らかに核心を突く質問。周りのママ友たちも固唾を飲んで彼女の様子を窺っています。
「あ、あれは……その、誰かから聞いたような気がして……」
先ほどまで意気揚々と話していた姿は消え失せ、彼女は激しく動揺して言葉を濁すばかり。彼女が何の根拠もなく悪口を言いふらしていたことは、誰の目にも明らかでした。
その後、「私の完全な思い込みでした、本当にごめんなさい」と彼女から平謝りのメッセージが届きました。その場にいたママ友たちも事の顛末を察してくれ、今では全員が私のよき理解者です。
謂れのない悪意から目を背けず、正面突破を選んで本当に正解でした。相手の嘘を暴き出したあの瞬間の爽快感は、何度思い出しても気分が晴れやかになります。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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